ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️
これまで私が通っていたドイツ語コースについて度々書いてきましたが、ついにテストを受けてきたので、今回はその時のお話を書こうと思います。
母ちゃん🧏🏻♀️ドイツ語学校に行くの巻🇩🇪
ドイツの日常🇩🇪ドイツ語コースB1-1 始まる🔥
今回私が受けたテストは「telc」テルクです。
レベルはB1。
ドイツに住みたい外国人が移民局で求められる最低レベルだと聞きました。
🧏🏻♀️「ドイツで仕事をしたい方はもっと上のレベルを目指してください❤️」
受験にかかった費用ですが、私の場合は219ユーロでした。
「telc」と提携している語学学校であればどこでも申し込んで受験することができます。
私が通っていた語学学校も「telc」提携校なので、そこで受験すれば「学生割引」が適用されてもっと安かったのですが、スケジュールが合わず別の場所で受験しました。
※受験会場によって金額が異なる謎。色々調べて安い場所で受験すると良いと思います。
受験当日
テストは土曜日にありました。
※受験会場によっては平日の受験も可能です。
朝8時半集合でしたし、今まで行ったことのないエリアだったので、メチャクチャ早起きして向かいました。
案の定到着するのが早すぎて、受付までカナリの時間外で待つことになりました。
後々お話するのですが、この日は待ち時間が長くて長くて・・・
「telc 」の試験は一日がかりになることも覚悟して挑む必要があります。
筆記テスト
(リーディング・リスニング・ライティング)
筆記テストが始まりまる前に、細かい「指示」がドイツ語でありました。
「指示」とは例えば、
- 最初に解答用紙の何処に何を記入するか、
- トイレに行きたくなったらどうするか、
- 解答用紙には必ず鉛筆で記入すること、
とかシンプルなことです。
試験管が何度も繰り返し説明していたのにも関わらず、テストが始まってから会場を回っていた試験管から、
👨🏼🦱「ヘイ!鉛筆で書くようにと言ったじゃないか!」
と指摘されている人がいたり、
勝手にトイレに行こうと席を立とうとする人がいたり。
🧏🏻♀️「もしかしたら、あの人たちは私よりドイツ語がわかっていないのかしら?」
と思っていました。
私の筆記テストはおそらく高得点ではないにせよ合格ラインは届いたと思いました。
🧏🏻♀️「外国語を学ぶ日本人あるあるですよね!筆記テストは強い!(笑)」
続けて行われた聞き取りテストが私にはとても速くて💦
内容を70パーセントくらいしか理解できませんでした。
こうしてだいたいお昼ごろ筆記テストが終了したのでした。
永遠の待ち時間・・・
筆記テストが終了すると、この後に行われる口頭テストの組み合わせ(受験者が2人1組で受験する)と、開始時間が発表されました。
ここでビックリ!
私の集合時間:16:20 ですと!!!
えっと、今昼間ですよね?
私は受付まで行って
🧏🏻♀️「これから4時間以上待たなきゃいけないってことですか!?」
と聞くと、
👩🏼🦱「Ja, genau. Die Sonne scheint!(🇬🇧Yeah, that's right. The sun is shining!)」
晴れてるんだから、どこかブラブラしてろということでしょうか・・・
🧏🏻♀️「イヤイヤ、長すぎますて!なんとかなりませんか?」
と言うと、
👩🏼🦱「じゃ、前の組と一緒に15時に来てちょうだい。」
と言われました。
受付で話したパキスタン人の女性が2時間待たなきゃいけなかったので、一緒に近くのお店でコーヒーを飲んでお喋りしながら時間を潰しました。
そして15時!🕒
受付に行くと、先ほど話した受付とは別の人がいました。
🧏🏻♀️「さっきの受付の女性から15時に来て良いと言われました。」
と言うと、
👩🏻🦰「知らないわよ。あなたは16:20まで待たなきゃだめ。」
・・・
対応する人によって言う事が変わる「ドイツあるある」です。
結局トータルで4時間半待ちましたよ・・・。
待っている間に口頭テストの準備としてiPhoneでYouTubeの模擬試験の様子などを見ようと思いましたが、バッテリーがなくなったら帰りの電車のチケット(スマホのアプリ内にあるのです)を見せられないし、フリーインターネットもないし、待ち時間に何もできず苦痛でした・・・
口頭テスト
そんなこんなでやっと始まった口頭テストですが、まずテストの前にパートナーと初対面しました。ゴッツイ東欧系の男性でした。
そしてパートナーと2人で別室(準備室)に通されて、口頭テストの問題用紙と白い紙が渡されました。
この部屋の中では私たちは話すことができません。
問題用紙と共に渡された白い紙に、回答の「準備」を書くことだけが許されました。
その時間は20分です。
そしていざ、試験官のまつお部屋へ・・・
ここで問題が発生しました。
準備室で渡された問題用紙を試験官が持っていなかったのです。
試験官は少し探しても見つからないので、ナント、
🧓🏻「問題は覚えてるでしょ?問題用紙ナシでやりましょう。」
ですと!
問題用紙にはヒントになる単語がたくさん書かれているのに・・・!!!
◉テスト①自己紹介
緊張して話せなくなると思ったので、思いついたキーワードを紙にメモしていましたから、私がそのメモをガンガン読み始めたところで、試験官からストップ!
🧓🏻「待って!パートナーと会話する感じでやってくれる?」
と指示されました。
🧏🏻♀️「OK. ハロー!私の名前はユキです。日本から来ました。あなたの名前は?」
🧑🏼🦱「ハロー。僕の名前は●●で・・・・」
と、ここでまた問題発生!🚨
私のパートナーはものすごくドイツ語が上手なことが発覚したのです!
いや、もはやネイティブ!!
話すスピードが速過ぎるし、私の知らない難しい単語を使うし、
私は度々聞き返しましたが彼の言っていることがほとんどわかりませんでした。
私は完全にパニック状態になり、手も足もガクガク震え始めました・・・
◉テスト②自分の意見を述べ討論
パートナーと私は「テーマ:生涯学習」について異なる意見が書かれた問題が渡されていました。
私の問題にはある男性の意見がありました。ザックリこんな感じです。
「私はこれまでたくさん勉強したし、勉強にかなりの金額も投資した。もう十分だと思う。これからは自分の時間は勉強よりも自分の楽しみや家族との時間に使いたい。」
私のパートナーにはこの意見と逆の意見が書かれていたはずです。
そして、この意見を踏まえて、自分はどう思うのかパートナーと討論するというものです。
試験官は問題用紙がなくて内容がわからないので、私に何のテーマなのか説明してから始めるように指示しました。
私は震えながらカタコトのドイツ語で、
🧏🏻♀️「テーマは『生涯学習について』です。この(私の問題用紙の)男性は学習することがキツすぎて楽しめなかった。お金も相当費やした。だからもう嫌だって気持ちなのは理解できます。でも学習は趣味やスポーツも含まれると思う。学びのない人生はつまらないから、私はずっと興味のあることや新しいことに挑戦し続けたい思います。」
みたいなことを言いました。
そしてパートナーに話を振ります。
🧏🏻♀️「あなたはどう思いますか?」
先述したとおり、私のパートナーはペラッペラのドイツ語でなにやら話していましたが、私には全く理解できず・・・
なんとなく「もっとリラックスして休みながらやればいい」みたいなことを話していた感じ(本当に直感ですが!)たったので、
🧑🏼🦱「僕はこう思うけど、どう思う?」
とまた私に話を振られたときに「完全に同意いたします」という意思表示だけをして終了しました。
・・・私は全くアピールできず、さらに焦り始めました。
◉テスト③パートナーと企画
準備室で読んだ問題用紙にはこう書かれていました。
「あなたは幼稚園に通う子供のいる親です。この度幼稚園をきれいにすることが決まり、父兄も参加することになりました。パートナーと一緒に何をすべきか相談してください。」
再び試験官は私に、
🧓🏻「何について相談するの?まず私に教えててくれる?」
と聞きました。
🧏🏻♀️「私たちの子供が通う幼稚園をキレイにすることになりました。私たち父兄も一緒に何ができるか相談します。」
🧓🏻「オッケー。じゃあ始めて。」
🧏🏻♀️「ウチの地下室に使わなくなった息子のオモチャがたくさんあるの。幼稚園の古い壊れたオモチャからそれらに交換できるよ。他にも使わないオモチャがある家庭はたくさんあると思うから、他の親にも話してみようか。どう?」
🧑🏼🦱「良いアイデアだと思う!幼稚園のグループチャットで聞いてみれば?」
🧏🏻♀️「そうする。他には何ができるかな?」
🧑🏼🦱「 僕は建物を直したりする仕事をしてるから幼稚園の壊れた部分を直すことができるよ。・・・」
パートナーは流暢なドイツ語で沢山アイデアを出していましたが、上手すぎて私には追い付けず・・・
私はわかったフリをして笑顔でウンウンしていました。
でも、途中から焦りはじめたのです。
ヤバいぞ!このままではパートナーの独り舞台になってしまう!
なにか喋らなきゃ合格できない!!!
プレッシャーに押されて、私は再び発言しました。
🧏🏻♀️「もう一つ提案がある!私、ケーキを焼くよ!」
会話が成り立っていたか不明ですが、何か言わなきゃいけない状況だったんです!
私は「そのケーキを売ったお金で必要なマテリアルやオモチャを購入することができる」と言いたかったのですが、あまりの緊張のせいで「売る」という簡単な動詞を思い出せませんでした💦💦💦
🧏🏻♀️「ケーキを・・・!💦えっと、ケーキを・・・!!!💦」
パートナーは困惑した表情で私を見返すだけ。
試験官も黙って私を見つめていました。
ああ!もうダメだ!思い出せない!
🧏🏻♀️「お金を集めて(sanmeln)、必要なマテリアルやオモチャを買いましょう!」
「買う」をすっ飛ばして話を進めてしまいました。
そこでタイムアウト。
試験官は優しく笑顔で
🧓🏻「『verkaufen(売る)』って言いたかったのよね!」
と言ってウインクしてくれましたが、私はテストに落ちた・・・と思ってガックリしていました。
試験会場を後にして、私はパートナーに英語で
🧏🏻♀️「足を引っ張っちゃったみたいで、ゴメンね。」
と謝りました。
🧑🏼🦱「気にしないで。僕はいつも仕事でドイツ語を使ってるから大したことなかったけど、難しかったよね。
🧏🏻♀️「うん、難しかった。ってゆうかさ、あなたB1レベルじゃないじゃないでしょ!?」
🧑🏼🦱「ははは。そうだね。僕はビザの申請にB1の合格証が必要なだけだったんだ。」
こうして私の長い1日が終了しました。
帰宅したらもう晩ごはんを作る余力もなく、時間も遅かったので珍しく家族で外食しましたが、もうクタクタでお食事を思い出せない程でした。
※テスト内容は私の問題内容です。
最後に
それから数週間して結果が届きました。
なんと、合格していました。
あんなにボロボロだったのに・・・ホントに?
試験当日の朝、息子のボクちゃんからLEGOのヨダを渡されたんです。(このブログ一番上の写真です。)フォースのおかげ?
ドイツ語コースに通い始めてから、たくさんの方から「ガンバレ!」とご声援いただいたのですが、私がドイツ語コースを通して一番学んだことは、
🧏🏻♀️「あゝ、私はやっぱりドイツ語が好きじゃないんだな。」
ということでした。笑
合格のお知らせもそこまで嬉しくないというか、冷やかに受け止めています。
それでは今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki
🧏🏻♀️宜しければインスタもご覧ください❤️ 👇
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