ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
先日行ってきたパリ1人旅について書いています。
パリ在住の友人と地下鉄でマレ地区(Le Marais)にあるピカソ美術館へ行ってきました。
ピカソ美術館
(Musée National Picasso, Paris)
この日は午前中に食材を買いに出かけ、荷物を置きに一旦帰宅したところで(私が🧏🏻♀️)ダラダラしてしまい、結局ピカソ美術館に到着したのは16時前くらいでした。
楽しい買い出しの様子はコチラ👇🏻です
オンラインでチケットを購入していませんでしたが、
時間も遅めだしー、
寒いしー、
雨も降ってきたしー、
並ばずにすぐに中に入れるかな~?❤️
なんて淡い期待を胸に到着しましたが、
時間遅めで、寒くても、雨の中待たされました・・・
巨匠ピカソの人気を完全にナメてました。🙏🏻
さて、友人によるとこの美術館は長い間改修工事が行われていて、2014年にリニューアルオープンしたんだそうです。
建物の上部3フロアはまもなく始まる催事の準備のため閉まっていました。
🧏🏻♀️「でも地上階と地下1階だけでもかなりの広さで、展示作品数もじゅうぶんでしたよ!」
では、まずは地上階の企画展を見に行きます。
企画展
企画展では レオンス・ローゼンバーグ(Léonce Rosenberg)が集めた作品が展示されていました。
その名も『Dans l’appartement de Léonce Rosenberg (ローゼンバーグのアパートの中展)』
「ローゼンバーグ」って、私はアートに詳しくないので初めて聞いたお名前でしたが、Léonce は弟のPaul とともに20世紀を代表する有名なフランス人アートディーラーであり収集家であり、画商として大成功した方です。
また画家たちのパトロンとしても有名でした。
ローゼンバーグは自宅アパートを改装し、ベッドルーム、リビング、ダイニングなどなど至る所に愛するアーティスト達の作品を飾っていました。
作品にはもちろんピカソの物もありますが、ジョルジョ・デ・キリコ(Chirico)、フェルナン・レジェ(Leger)、フランシス・ピカビア(Picabia)の物など20世紀前半に活躍した画家たちのものが沢山!
🧏🏻♀️「ぶっちゃけ、私はこんなお部屋ではリラックスできない!と思いました。笑」
30年代の金融危機の煽りを受け、ローゼンバーグはこの作品の数々を手放さざるを得ませんでした・・・
が!そんな世界中に散ってしまった作品たちを、この度ピカソ美術館が世界中から寄せ集め「ローゼンバーグのアパートを再現しよう」という企画!
とても面白い企画なのですが、正直私にはこれらの作品は難解すぎました〜💦
🧏🏻♀️「お好きな方にはたまらない企画展のはずです!」
それにしても立派なお屋敷です。
天井の装飾もゴージャスで見惚れていました。
この建物はもとは塩税徴収官のお宅だったそうです。
🧏🏻♀️「税金を徴収する人がこんなゴージャスな家に住むのか!?ってね。笑」
広い建物内を巡りながらふと窓の外に目をやると、まだ(!)雨の中入場を待つ方たちの列が見えました。
地下室のピカソの間へ
そもそもこの美術館は、ピカソが亡くなったときに膨大な相続税の代わりに最後までピカソの手元に残されていた数千点もの作品たちをご遺族がフランス政府に寄贈してできました。
ピカソ自身の作品だけでなく彼が最期まで手放さずに所有していたほかの画家の作品などのいわゆる「ピカソのお気に入り」がたくさん。
La Flûte de Pan |
世界中にピカソの名前のつく美術館がありますが、おそらくコチラの美術館がある意味彼に最も近づける貴重な場所なのかなぁ、なんてこの→🧏🏻♀️ド素人(私)は考えていました。
Jacqueline aux mains croisées |
私がはじめてピカソを知ったのは9歳か10歳のときです。両親が箱根彫刻の森美術館に連れて行ってくれたのですが、そこのピカソ館でした。
幼心に作品の色や迫力に圧倒されたのを覚えていますから、ピカソの作品は子供の感性を刺激する何か特別な魅力があると思います。
Femme au fauteuil rouge |
私はモネやシャガールなどの淡く優しい色彩の絵が好みなのですが、それとは全く違うピカソの作品に目も心も奪われます。
もちろん、タイトルを読まないと、パっと見ただけでは何が描かれているかさえわからない絵もありますが。
Portrait de Marie-Thérèse |
コチラ👇🏻はピカソのアトリエです。
この👇🏻のオブジェはアトリエに置かれていたものです。上の写真の中にもありますよ。みつけられますか?
私の息子が今5歳なので、もうちょっと大きくなってから絶対に彼をココに連れてきます。
そして私が箱根彫刻の森美術館で受けた衝撃を彼にも体験して欲しいです❤
Musée National Picasso, Paris
住所: 5 Rue de Thorigny, 75003 Paris
※月曜日は閉館日です。
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