ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
前回、前々回に引き続き、イースターのチョコレートで思い出したニュージーランドで経験した盗難事件のお話にお付き合いくださいませ。
(※写真はニュージーランドのものではなく、ココ(ドイツ)のイースターの写真です🐣)
🚨犯人逮捕
刑事さんから初めて電話をいただいてから間もなくして、同じ刑事から今度はメールが届きました。
ナント!犯人が捕まったとのこと!
なんでも、この犯人は相当悪いヤツで(←口が悪くてスイマセン)指紋の照合でヒットしたんだとか。
🧏🏻♀️「覚えていますか!?私がタンポンを警察署に持って行ったことを!タンポン!!」
警察署の記録に、すでに犯人の指紋があったんでしょう。
犯人が逮捕されて、先ず第一に私はホッとしました。
今まで助けてくれたお友達や弁護士、ホステルのマダムに犯人逮捕を速攻で報告して、皆がとっても喜んでくれました。
👱🏾「おめでとう~!!」
🧔🏻♂️「盗まれたモノが戻ってくるといいね!」
👩🏻🦰「これで一安心だ~❤」
この数日後、ホステルのマダムが、
👩🏻🦱「ユキに見せたいものがあるから、ちょっと来てくれる?」
と、私をホステルの受付の部屋に招き入れてくれました。
👩🏻🦱「警察からホステル内の監視カメラの映像が欲しいって言われたのよ。でも当時の映像はもうココにはなくて、警備会社に依頼しなくちゃいけなかったの。」
🧏🏻♀️「え!そうだったの!?ごめんなさい。かかった費用は私が払います。」
👩🏻🦱「いいの、気にしないで!でね、犯人が写ってる映像が警備会社から届いたのよ!ユキが見たいだろうと思って、警察に渡した映像のコピーをとっておいたの。」
そう言うと、監視カメラの映像を流し始めました。
・・・犯人は2人組の男。👥
ホステルの中を私の部屋を探して徘徊しています・・・。
映像を見ながらマダムがこんなことを言いました。
👩🏻🦱「私ね、この2人はプロだと思うわー。ウチのホステルはこれだけたくさんの監視カメラを設置してるのに、顔を捉えた映像がひとつもないのよ!」
たしかに、ホステルの角という角にカメラが設置されているのに、二人ともフードを深く被っていて全く顔が見えません。
👩🏻🦱「ユキ、レストランで知らないうちにバッグを盗まれたのよね。それで良かったんじゃない?鉢合わせしなくて。もし顔を見てたら何されてたかわからないわよ。」
私はそれまでソノ↑発想がなくて、マダムに言われてサーっと血の気が引きました。
🚨盗難品の行方
マダムの一言で、私は盗まれたモノへの執着がなくなりました。
🧏🏻♀️「命が無事でなにより・・・クワバラ、クワバラ。」
追い打ちをかけるように刑事さんから電話がありました。
👮🏼♂️「犯人に関する質問とアップデートだよ。まず質問から。犯人は『住所とキャッシュカードの暗証番号が書かれた紙がバッグの中にあった』って話しているんだけど、そんなものを持ってた?」
🧏🏻♀️「いいえ。(暗証番号は『ヒトシ→1104』とかもう説明するのイヤだなぁ・・・)」
👮🏼♂️「だと思った。犯人はプロだ。盗んで20分以内に口座の預金を全額引き出してる。きっと君を尾行してしばらくつけ狙って、買い物の支払いの時なんかに肩越しに暗証番号を盗み見していたんじゃないかな。クレジットカードも盗んだ直後にカー用品を購入して即日現金化している。君の部屋から盗んだものも全て売り払ってしまったようで、犯人の家に君のものらしいモノは何もなかったよ。」
🧏🏻♀️「やっぱり。でも、取られたモノはもういいんです。」
👮🏼♂️「そして今後のことを。犯人はニュージーランド人じゃないんだけど、君の事件の他にもたくさん余罪があるんだ。これからいくつもの裁判を受けることになっている。犯人には資産がないし、態度を見る限り働いて返すこともしないだろう。せめて裁判で裁かれる様子を見たいんだったら来てもいいからね。」
ニュージーランド滞在のビザの期限が近づいていました。
私は働いていたカフェのオーナー夫妻に事件のこと、裁判のこと、ビザの期限のことを話しました。するとオーナー夫妻はビザの延長の申請サポートを買って出てくださいました。
「サポート」と書くのは簡単ですが、具体的には私の保証人になって下さったり、ニュージーランド滞在に必要なお金まで融通してくださったんです!🙏🏻💦💦💦
そうして無事にビザの延長ができましたが、結局、私は裁判を見に行きませんでした。
犯人を見るのが怖かったのが理由の半分で、もう半分は「もう十分」という気持ちだったからです。
裁判の日程を刑事さんがメールで教えたくださったんですが、その中に、
👮🏼♂️「大変な事件に巻き込まれて、今でも申し訳ない気持ちです。でも、ニュージーランドを嫌いにならないで欲しい。」
という一文が添えられていたと記憶しています。
🧏🏻♀️「嫌いになるなんて、とんでもない!」
この事件により、たしかに相当な被害を被りましたが、それ以上にたくさんのお友達や関係者の皆さんから助けられて、逆にニュージーランドが大好きになりました!
貴重な体験をさせていただいた気持ちです。
結局私の1年半のニュージーランド滞在のほとんどをオークランドとその近郊で過ごしたので、有名なMilford Sound(ミルフォードサウンド)にもQueenstown(クイーンズタウン)にも行かずじまい。
いつか、絶対にニュージーランドにもう一度行って、南島を旅するのが私の夢です❤️
そして、当時お世話になった方々に会うことができたら、もう一度お礼を伝えたいです。❤️🙏🏻
以上、私の盗難のお話に長々とお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki
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