ドイツ🇩🇪ベルリン小学校への道①学校選び

ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️


私の息子ボクちゃんは現在5歳です。日本では幼稚園の年中組の年齢ですが、ベルリンでは今年の夏から小学生になります。

まだまだ現在進行形の出来事ですし、プライベートなこともあるので詳細を書くことはできませんが、小学校入学までの流れがどんな感じかお伝えできればと思います。


入学前年の8月

スイスでの夏のバカンスを終えてベルリンに戻ってきた8月。
ボクちゃんの幼稚園の荷物置き場に、ある冊子が置かれていました。
コチラ👇です。
実際にいただいたものはドイツ語版でした。

来年小学校に入学する子どもの親に向けた「小学校入学の登録の手引」でした。

私はボクちゃんが来年入学者に該当することは知っていましたが、まだまだ先のことなのでまだボンヤリしていました。
しかしベルリンでは入学前年の8月、9月には小学校のオープンデーが開催されたり、
そして10月には希望の小学校を決めて、登録しなくてはいけないのです。
もっと言えば、それから秋〜冬には学校から指定されたお医者様による健康チェックを受けなくてはいけません。
🧏🏻‍♀️「入学準備がめじろ押しです!」


そんなわけで、私も遅ればせながら幼稚園からもらった冊子にリストアップされた小学校を調べたり、
ベルリン在住の先輩日本人ママから情報を聞いたり、
日本語補習校のママたちと情報交換したり、
ネットで学校の評価を見て見たり・・・
地道な調査を始めました。


入学前年の9月

私が気にしていたのは小学校で教える外国語です。
というのも私たちは息子の父親の仕事の都合で現在ベルリンに住んでいますが、この先何年ベルリンに住み続けるのか、次はどの国に行くのかわかりません。

日本に住むことはないと思いますが、息子の父親がドイツ語圏のスイス人なので将来的にもしスイスに戻ることがあればスイスでは小学生の3,4年生からフランス語学習が始まります。

はたまた英語圏に引越すかもしれません。
ベルリンでドイツ語だけの環境で大丈夫なのか?
もう一言語幼いうちから学ばせられないかしら?

かといって、我が家は息子を授業料の高い私立のインターナショナル・スクールに通わせる余裕はありません。

・・・
でも、ここはベルリン。
さすがに国際色豊かなだけあって学校も様々な言語の選択肢がありました。

そんな数ある学校の中から、私は我が家から徒歩圏内に普通の公立小学校Aを見つけました。この小学校Aでは中学年から英語に加えフランス語の授業が始まるという情報を得たのです!
早速息子の父親がこの小学校に電話してフランス語について質問すると、その情報は古いモノで現在フランス語の授業はないと判明しました。
学校のホームページの情報が古いこともあるので、直接問い合わせるべきだとこの時学びました。

息子の父親はあまり言語の問題に関心がなく、この時点ではベルリン市が決めた校区に従って公立小学校Bへ通うことに決めました。
この学校Bは校区内といえど徒歩で30分くらいかかるし(しかも途中墓地や人通りの少ない細い道も通らなくてはいけない)、外国語よりも音楽に力を入れている学校で私はあまり乗り気じゃありませんでした。


入学前年の10月

息子の父親がボクちゃんを連れだって小学校Bへ申し込みへ行きました。
(私はドイツ語学校に通っていたため行けませんでした。)
校内では父親が係の方とお話して自宅で記入した書類を提出しただけでした。
その間ボクちゃんは何もする必要がなく、待合室に置いてあった絵本を読みながら静かに待っていたそうです。(そもそも一緒に行かなくてもよかったのかも・・・)

小学校Bからは校区指定医師のもとで健康チェックをする日時を伝えられました。

うーん、この小学校Bで決まってしまう。
私はモヤモヤ・・・この学校Bで本当にいいのか??


入学前年の11月

ある日補習校の待ち時間に、息子の同級生の日本人ママと小学校の話になりました。
この日本人ママはベルリン市内の小学校の情報を色々調べ上げメチャクチャ詳しくて、たまたまお宅も我が家から近いと判明しました!
私が小学校Bにしっくりこないので不安であると伝えると、彼女が体験したこと、見たことを親身に教えてくれた。
🧏🏻‍♀️「ウワサや口コミはあまり当てにならないけど、実際にオープンスクールに行ったり学校のスタッフと話した感想って貴重ですよね!」

そして彼女から教えてもらった学校の中に、私がすごく気になる学校がありました。
それは Europaschule。ヨーロッパスクールです。
小学校1年からドイツ語と英語のバイリンガルで授業が進められます。
我が家からは地下鉄で20分ほどの距離にあり、校舎設備が非常に充実しており彼女曰く対応されたスタッフの感じも素晴らしかったと。

ただし物凄〜く人気の小学校であるため、この学校に通わせるために引越しを検討する家族もある程だとか。
入学の選考には子供の面接もあります。

私は帰宅してすぐに息子の父親にこのヨーロッパスクールについて話しましたが、彼は家から徒歩で通わせるのがベストという考えで、私たちの意見が割れたまま何も行動を起こさずじまいでした。

そして我が家は日本へ一時帰国しましたが、日本でも私は常にヨーロッパスクールのことが頭から離れませんでした。


入学前年の12月

一時帰国からベルリンに戻って来ました。
帰って来て早々に息子の父親にヨーロッパスクールに今からでも申し込みが間に合うか電話で問い合わせて欲しいとお願いしました。(私はドイツ語が話せないので・・・)
👤「いや、忙しいからまた後で・・・」

●ある木曜日●
痺れを切らした私はヨーロッパスクールにメールで問い合わせてみることにしました。メールは英語で書きました。
連絡先の電話番号を息子の父親にしていたところ、メール送信した直後にヨーロッパスクールの秘書が息子の父親の携帯に電話してきました!
🧏🏻‍♀️「ドイツでこの素早い対応は神ですよね!私のこの学校に対する評価がさらにアップしました!」

この秘書の言うことには、受付も面接も基本的には既に終了している・・・

でも!

まだ面接が済んでいない子供が僅か数人いるから、以下のことを明日までにできれば、ボクちゃんを来週の面接になんとか組み込んであげる、ですって!

①すでに申し込みを済ませた小学校Bへ行って、再登録の手続きをする。
詳しくは「Antrag für die Anmeldung an einer anderen öffentlichen Schule(ほかの公立学校へ申込むための申込書)」という書類に希望の学校とその理由(例えば、兄姉がすでに通っているとか、通勤途中に学校があるからとか、希望校のカリキュラムを希望するとかナントカ)を記入する。

②上記書類に小学校Bのスタンプをもらい、スキャンしてヨーロッパスクールにメールで送る。

🧏🏻‍♀️「この秘書スゲ〜!よーし、やったる!🔥」

この時点で木曜日の夕方でした。
息子の父親がオンラインで「Antrag für die Anmeldung an einer anderen öffentlichen Schule」を見つけたので記入しました。


●金曜日●
そして翌日の朝、私はボクちゃんを幼稚園に連れて行った帰りに小学校Bへ書類を持って行きました。


ココは余談ですが、小学校Bの校内で方向音痴の私は当然迷いました・・・
廊下にクラスルームがいくつもある行き止まりで右往左往していました。授業中ですからもちろんドアをノックして「すいませ〜ん、秘書のお部屋は何処ですか?」なんて聞けません。
途方にくれていると、女の子2人がトイレから出てきたんです。
天使に見えました👼🏻👼🏻
🧏🏻‍♀️「助けてくれる?秘書のお部屋はどこか知ってる?」
👼🏻「Schule Sekretärin のこと?」
🧏🏻‍♀️「そのとおりです!わかる?」
👼🏻👼🏻「私たちについて来て!」
軽快に階段を駆け上がる2人をゼーゼーしながら追いかけて秘書さんのお部屋に辿り着き処理を済ませることができました〜❤️❤️❤️


急いで帰宅すると書類をスキャンしてヨーロッパスクールの秘書にメールしました。するとすぐに返信が来ました。
「来週の月曜日に直接学校においで下さい。ほかの書類への記入をしていただきます。そこで面接の日時を決めましょう。」


●月曜日●
朝の指定された時間にヨーロッパスクールの秘書のお部屋にやって来ました。
メールで対応してくださった秘書と初めて対面することができました。とても気さくで明るい方でした❤

そして必要書類に記入を済ませてから、2日後の水曜日に面接を設定しました。
👱🏻「この面接に通過した子供たちの中から抽選で16人✖️3クラス(計48人)が選ばれるのよ。」
🧏🏻‍♀️「ギョ!!面接通過したら入学できるわけじゃないの!?」
👱🏻「まだまだ〜!笑 面接には数百人もの子供が来るから狭ーい枠よ。
🧏🏻‍♀️「ちなみに、スイスの私立校では人種が偏らないようにアジア人枠、白人枠、アフリカ系枠とか定められている場合があるんですけど、こちらの学校もあるの?」
👱🏻「Nope! ファーストネームだけ書かれた紙を引くクジなんです。」
🧏🏻‍♀️「そうなんだー。」
👱🏻「でも、くじ引きはまだ先の事。ひとまず明後日の面接で頑張ろうね!」
🧏🏻‍♀️「ごもっとも。ありがとう、また明後日〜」


●水曜日・面接●
指定の時間より少し早めに到着しました。
息子の前の順番の女の子が「面接したくないよ~」とゴネて泣いていました。
まだ5歳ですからね~💦

そしてボクちゃんの順番になり、面接官の女性と共に別室に行ってしまいました。
私は廊下で待機していました。面接の所要時間は20~30分くらいだったと思います。

面接を終えたボクちゃんがニコニコして戻ってきました。
パズルをやらされたり「〇〇はどこにある?」という質問に答えたりしたそうです。

クールに面接を終えたボクちゃんでしたが、あることに興奮していました。
👦🏻「ボクね『Teddy bear はどこにある?』って質問に『ボクの隣にいるよ』って答えたんだけど、『●●の隣に』ってドイツ語で『neben』なの。この『neben』って言葉を生まれて初めて使ったよ!」
🧏🏻‍♀️「まあ❤️今日は neben 記念日だねー!」



入学年の1月

ヨーロッパスクールから息子が面接を通過した旨の手紙が届きました。
さあ、次はクジの結果を待つのみ!


入学年の2月

息子の面接の時に、クジ引きの結果をいつ頃教えてもらえるのかを聞き忘れたのでしばらくソワソワして過ごしていましたが、私が休暇でパリを訪れていた間に結果が届きました。
ベルリンに残っていた息子の父親からメールで伝えられました。
👤「ボクちゃんのヨーロッパスクールの件だけど、入学許可が届いたよ。」
面接官の女性や秘書との会話の節々から、なんとなく「ボクちゃんは合格だな」という確信が心のどこかでありましたが、実際に手紙が届くとやっぱり安心しました~❤



そんなわけで、息子はこの夏からヨーロッパスクールへ通うことが決まりました。
入学許可のお手紙には詳細が書かれておらず、別途ボクちゃんの担任になられる教師から必要な文房具や今後の手続きなどが書かれたお手紙が届く予定です。
ドイツって物凄く紙文化なんですよね。なんでもかんでもお手紙と郵送です。

今後の進展もブログに書いて行くつもりですので、引き続きお付き合いのほどお願いいたします。



それでは、今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki


 Pardon my Deutsch - にほんブログ村

🧏🏻‍♀️宜しければこのブログをお友達にもご紹介ください❤️.

コメント

このブログの人気の投稿

ユキです。自己紹介

夫婦が壊れる時🇨🇭🇯🇵皆んなやる?離婚のシミュレーション

怒りの投稿💢差別体験②