ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
昨年7月にハンブルクからベルリンに引越してきた私たちですが、ハンブルクで住んでいたアパートの管理会社と我々との間で「現状回復」についての理解に相違があり、延々ともめていました。
最近になってようやく解決したので記録しておきます。
我が家はドイツでは外国人(スイス人と日本人)なので、こちらの不動産事情はまったく知識がありません。
ただでさえ住宅難で不動産会社が有利な状態で、決してカモにならないようにMieterverein zu Hamburg (賃貸居住者組合)に加入しました。
🧏🏻♀️「お守りとか保険感覚で加入しましたが、後々加入していて本当にヨカッタ・・・!ということになりました。」
現状回復義務ってどこまで?
賃貸居住者組合の弁護士に相談し、故意で破損した箇所や自分たちで壁の色を変えたりした場合以外は何もする必要はないとアドバイスを受けました。
例えば、
- 息子が汚れた手で触って汚れた壁(→子供がいればその程度の汚れはあって自然)
- 料理中に油がはねた壁(→日常生活において起こりうる)
- シャワーブースのカビ(→建物の構造上仕方がない)
8月の出来事
『退去時立ち会いチェック』
8月の終わりに息子の父親がハンブルクへ日帰りで行き、Hausmeister (アパートの管理人)と共にアパート内をチェックしました。
Hausmeister はリストを見ながら「ココの壁!汚れてるから色を塗って下さい!」「ココも!色を塗って下さい!」と言いながらチェックリストに❌を付けていました。
結局全ての部屋の壁を塗りなおせとのことでしたが、組合の弁護士によると「それは居住者がする必要はない」とのこと。
『弁護士から不動産会社へ』
後日、賃貸組合の弁護士から不動産屋に手紙を送ってもらいました。手紙の内容を要約すると、
『賃貸者(私たち家族)の故意によるアパートの汚れや破損はありません。●条に則り、ご指摘の原状回復は不動産屋の義務であるため敷金の返却を希望します。疑問がある場合は、賃貸者へではなく顧問弁護士に相談して下さいね。』
というものでした。
弁護士からこの手紙を受け取った不動産屋は逆上🔥
我が家に怒りのメールを送ってきたのです!
その内容とは、
『アンタ達チョット何言ってんの!?キレイに全ての壁を塗りなおして明け渡しなさいよ!弁護士なんか雇って、ウチの会社を脅してるつもり!?』
私たちはこのメールに返信せず、代わりにメールを弁護士に転送しました。
9月の出来事
その後何の音沙汰もなく、そろそろ敷金を返して欲しいねぇ、などと話していたときに銀行から一通の手紙が届きました。
敷金は特別な口座に入っており、不動産屋が引き出そうとすると私たちに連絡が来る仕組みになっていたのです。
銀行からの手紙には、こう書かれていました。
『不動産屋が敷金の全額を引き出そうとしてるよ。異議がある場合は●月●日までに連絡してね。』
不動産産は私たちに引き出し額の内訳すら連絡してきていません。いきなり全額(数千ユーロ)をボッタクろうとしたのです!
すぐに銀行からの手紙をスキャンし、弁護士に送付しました。そして銀行にも「ちょっと待った!」の連絡をしました。
弁護士によると、不動産会社による敷金の引き出しをストップすることはできないのだそう😱
なので、一旦全額渡して、不動産会社を訴えて返金請求をすることになりました。
弁護士からは、
「汚れているから清掃費用が(何千ユーロも!)掛かるというのなら、不動産会社が我々が故意に酷い状態にしたことを証明する必要がある。それを証明するのは難しいことだから心配しないで。」
と言われました。
また、息子の父親が不動産会社に500ユーロ程を示談金として支払う代わりに敷金を返還してもらうことを提案しようとしていましたが、これも弁護士から
「そんなお金を支払う必要はない!勝手に不動産会社と連絡をしないように。今後この件は弁護士と不動産会社の対決になるので。」
と一才のコンタクトを禁じられました。
🧏🏻♀️「我々の弁護士、すごい強気!」
10月の出来事
9月に敷金の全額を不動産会社に没収された我が家。🥲
私たちの弁護士によると、本来なら敷金を引き出すには、具体的に、
「●月●日までに○○○(例えば、どの部屋の壁を元の色に戻すように塗ってほしいとか、我々のせいで壊れた部分を直してとか)をしなければ●月●日に敷金のうちの○ユーロを頂きます」
といった内容の書面での請求があって然るべきだそう。
いきなり銀行口座から、しかも全額を没収しているので、この不動産会社は法的な手続きについて全く知識がないと思われるそう。
🧏🏻♀️「確かにそうだ!」
ひとまず、私たちの弁護士から不動産会社に押収した敷金の変換を求めて裁判を起こすことになりました。
引き続き、私たち家族は何もすることはなく、弁護士にすべて丸投げです。
1月の出来事
2月の出来事
3月の出来事
いよいよ裁判が始まりました。
我が家の弁護士によると、判事はほぼ全面的に私たちの言い分に同意賛同されていたそうです。
返却されていない約400ユーロをめぐる話し合いは、
清掃費・・・不動産屋は何にそんな清掃費がかかったのか証明できてないから私たちに返却すべき。
暖房費・・・これも預かる必要なし。返却すべき。
判事のご意見を持ち帰り、双方が一旦考える時間を設けられました。
4月の出来事
総括
それでは、今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki
0 件のコメント:
コメントを投稿