ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
息子ボクちゃんのスクールランに地下鉄を使うようになり、以前にも増して地下鉄を利用する生活になりました。ベルリンの地下鉄も東京の地下鉄のように路線ごとに客層も雰囲気も違って、人間観察するにはおもしろい時間です。
ベルリン地下鉄の歴史
ブログを書くにあたりネットで色々調べていたら、今まで知らなかったベルリン地下鉄の歴史を知ることができました。
ベルリン地下鉄の初めの路線は1902年2月に開通しました。とても古いですね。(ちなみに東京メトロは1927年に開業。)昔は路線をアルファベットでA号線、B号線などと呼んでいましたが、今ではU-1、U-2と番号で呼びます。
ちなみにアルファベット「U」はドイツ語の地下鉄を意味する「U-Bahn」からきています。
現在は全部で9路線もあります。ちなみに私は去年ベルリンに引越してきましたが、未だに全路線には乗ったことがありません。そして地下鉄とは言っても、全ての路線が地下を走っているわけではなく、地上や橋の上を走る部分もあります。
ベルリンが東西に分かれていた時代は、いくつかの地下鉄の駅が閉鎖されたり、電車が駅を通過するだけで停車しなかったりしたそうです。
🧏🏻♀️「ベルリンって東京の半分くらいのサイズなので、住んでみるとけっこう小さいんですよ。その中で東西分かれて地下鉄も分断されるとなると、想像するだけでも窮屈な感じがします。」
地下鉄のドア
ベルリンに来て初めて地下鉄に乗ったとき、黄色くて古くて四角い物体がゴトゴトとプラットフォームに入ってきてビックリしたのを覚えています。笑
車体に大きくグラフィティーの落書きがあったり、なんなら車内にも落書きがあったり。
🧏🏻♀️「ドイツの首都を走る地下鉄なのに、こんなに汚くてボロいんだ・・・」
そして下車するときに自分でドアを開けなくてはいけないのですが、コチラ👇のハンドルがかたいのなんの!!力を入れてハンドルを倒さなくてはいけません。
私は潔癖症じゃありませんが、日本の地下鉄のように日々消毒とかしてないだろうなぁ、と思うと最初の頃はハンドルを握るのも躊躇してしまいました。(今では慣れてちゃんと触れます。)
少し新しい車両のドアはボタン式です👇。ボタンもかたいので思いっ切り押して下さいね。
モダンな新型車両だとコチラ⬇️の黄色い部分をタッチするとドアが開きます。
このボタンは触れるだけでドアが開きます。
とにかく地下鉄はボロいんですよ!
駅と駅の間でしばらく車両がストップしてしまうこともあるし、
突然とある駅で乗客全員が降ろされて
「車両の調子がおかしいので、次の電車に乗って下さい。」
と言わたりすることがあります。(コレにも慣れました。)
地下鉄を運営するベルリン市交通局はすでに新車両を注文済でなのですが、今年に入って受注したスイスの車両製造会社から「諸事情により納期が大幅に遅れます」と通達があったそうです。なので、我々ベルリン市民はこのレトロな(=壊れそうな)電車にもうしばらくお世話になる予定です。
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ボロボロのシート。 |
ちなみにボロいのは車両だけではありません。一部の政府機関近くの駅をのぞいたほとんどの駅もボロいです。コチラ⬇️のように天井が剥がれていたり。
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数か月このままなので、隙間に鳩が巣を作って子育て始めちゃいました。笑 |
落書きも多いし、破られたガラスは何ヶ月も放置されたまま・・・
こうした汚れたり壊れたりした建物(モノも同じく)は、人の心理に「どうせ汚れてるんだから、壊れているんだから、もっと汚してもいい」と思わせるんだそうです。
地下鉄の設備をキレイにすることは、治安の改善にもつながると思うのですが、予算やお役所との兼合いなど、いろいろ難しいのでしょうね。
駅名のフォント
汚い、汚いと連呼しましたが、面白い面もあります。
特に駅名のフォントを見るのが私の楽しみです。
特に私はコチラ⬇️のフォントが何というのかとても気になって、色々調べてみたのですが、なかなか見つけられずにいました。
そこでInstagramでフォロワーの皆さんに質問したところ、私の謎を解く名探偵がいらっしゃいました!
「DaxCompactPro-Bold」というフォントだそうです。
こんなフォントがあることも初めて知りましたが、フォントって売買されてるってご存知ですか?日々新しいことの発見です💡
新しいキレイな駅のほとんどは「BERLIN TYPE」というフォントが使われていますが、古くて汚い駅は建てられた時代によってデザインもフォントも異なります。
ベルリンに来られる際は街の中の地下鉄の駅名のフォントを見てみて下さいね。
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こちらが新しいフォント「BERLIN TYPE」 |
地下鉄の注意点
最後にベルリン在住1年ソコソコの私ですが、ベルリンで地下鉄に乗るときの注意点をいくつか挙げようと思います。ベルリンに遊びに来られるときのご参考にしてください。
①ストライキ
最近はありませんが去年の年末はDB(ドイツ鉄道)がしょっちゅうストライキをしていました。その影響で地下鉄が激混みすることがありました。
②スリ
どの大都市も同じですね。私の狭い友達サークルだけでも数人地下鉄車内でスリにあった人を知っています。犯人像は移民の年配の女性や、若者のグループなど様々です。持ち物には常に気を配って下さい!
③物乞い
物乞いはホントに多いです。日本では誰かにお金を下さいなんて言われることがないのでちょっとしたカルチャーショックでもありました。(もう慣れました。)
ドイツのホームレスについて以前こんな記事を書きました
ドイツの日常🇩🇪ホームレス
ほとんどの場合しつこく絡んでくることはないので怖がる必要はありません。無視でオッケーです。
④クスリ屋さん
路線によっては駅などでクスリの売人がいます。日本人の普通の格好なら話しかけられることは無いと思いますが、客らしい人にはサインを送って地下鉄構内で「商売」をしているようです。私の経験上U-7の東側は特に要注意!ヘンに関わらず、スルーしましょう。
それでは、今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki
🧏🏻♀️宜しければインスタもご覧ください❤️ 👇
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