ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
今年の9月にベルリンのバイリンガルの小学校に通い始めた息子ボクちゃんの学校生活について綴るシリーズです。
前回はコチラ👇です。
少し前に、ボクちゃんの通う小学校の担任Mr.リード(仮名)が「クラス全員で映画を見に行くよ」と発表されました。ベルリン市が主催する子供のための映画鑑賞週間「SchulKino Woche(🇬🇧School Cinema Week)」の一環で、ボクちゃんの学校では1年生の生徒が映画館へ行くことになったのです。
映画館といえば、過去にこんな記事も書きました。
ボクちゃんの初・映画館訪問の巻⬇️
お子さまが初めて映画館に行くときの参考に⬇️
映画館までは徒歩➕地下鉄で行かなくてはいけません。生徒たちにとっては初めての校外学習になります。映画鑑賞に向けて、小学校では毎日交通規則を教え始めました。
私が🧏🏻♀️ボランティア
ベルリンの(おそらくドイツ全土?)小学校には担任の先生とは別に Erzieher(🇬🇧Educator)という授業以外の生徒のお世話をしてくださる方がいらっしゃいます。
が‼️ベルリン市の学校では人員不足が深刻な問題になっていて、お世話係どころか先生も不足していることを以前もこのブログに書きました。ボクちゃんの通う小学校では幸い教員の不足はありませんが、このお世話係が不足しているのです。
そこでMr.リードは今回の校外学習にさきがけて、生徒を引率する父兄ボランティアを募りました。ドイツでは共働きが一般的なので、求職中(いわゆる無職)の私はボランティアに名乗りを上げました。
🧏🏻♀️「息子が幼稚園に通っていたときは、私はドイツ語ができなくてこうゆうことに消極的でしたが、今はバイリンガル🇩🇪🇬🇧の小学校なのでハードルが下がりました。」
こうしたボランティアって日本ではほぼ母親がやることかもしれませんが、息子の小学校ではパパも立候補しますよ!最終的にボランティアに名乗り出た親数名の中からMr.リードがランダムに選んだのは、英語を話されるパパ、ロシア出身のママ、そして私の合計3人でした。
大移動
映画鑑賞当日の朝、私は8時前にいつものようにボクちゃんを学校に連れて行き、それからしばらく学校近くのカフェで時間を潰して9時に再度校門に戻りました。2人のボランティアもすぐに到着し、生徒たちも校舎から出てきました。
11月のこの日のベルリンは雨で、気温は3度。🥶
まだ小さな生徒たちは分厚い防寒具に身を包んでモコモコです。さらにその上から学校で配られた黄色いベストを着用してヒヨコみたい!可愛い!🐣
Mr.リードが生徒たちと交通ルールの再確認をして、いよいよ出発です!
約20人の生徒たちは2人1組になって手を繋いで行きます。行列の先頭がMr.リード、前方にパパのボランティア、真ん中にロシア人ママ、私は最後尾で生徒たちをまとめます。
道路を渡る時には大声で「Left! Right! Left!」と車が来ていないかチェックさせ、お喋りに夢中になりすぎて遅れがちな生徒へ「早く歩いて、ほかの皆んなに追いつかなきゃ!」と急かします。
生徒の中には初対面の子も沢山いましたが「ボクちゃんのママ」というだけで無防備なほど私に懐いてくれて、それが私に一層責任を感じさせました。
🧏🏻♀️「上手く表現できないけど『守らなきゃ🔥』みたいな感じで気が引き締まりました。」
地下鉄のプラットフォームに到着すると、生徒たちは大興奮!
するとMr.リードが一言穏やかに発しました。
🧔♂️「1,2,3,Eyes on Me.」
すると今まで騒いでいた子供たちが瞬時に止まって、
👦🏽👧🧒🏼「1,2,Eyes on You!」
と言って静かになり、先生に注目しました。
🧏🏻♀️「うわー!まるでマジック!!」
ワイワイ騒いでいた子供たちを一瞬でおとなしくさせるなんて、Mr.リード、すごい!
しかも怒ったり叫んだりせずに!(←コレいつもの私🧏🏻♀️)
日頃から自由奔放な子供たちを相手されているだけありますね。
そんなこんなで、無事に映画館に辿り着きました。
映画館には他の学校から来た子供たちもいました。(この学校にも父兄ボランティアが数名いましたよ。)
自由な子供たち
映画紹介
今回私も鑑賞した子供向け映画は「Yuku und des Blumen des Himalaya」(原題:yuku et la fleur de l'himalaya)という、フランス・ベルギー・スイス合作の映画です。オリジナルはフランス語ですが、私たちが見たものはドイツ語吹き替え版でした。
ギラギラしたCGアニメと違い色合いが優しくて、昔ながらのアニメーションという感じがしました。
ストーリーはおばあちゃんのためにヒマラヤのお花を探しに出かける1匹の子ネズミの冒険です。登場人物は皆優しくて、悪役も登場しますが怖くて恐ろしい敵というより、どこか抜けたコミカルなキャラです。暴力シーンは一切なくて果てしなく優しい映画でした❤️
ただし、テーマには「親しい人の死」も含まれているので、映画を観終わったあとに数人の生徒から「ちょっと涙がでちゃったー」と言われました。
こうして悲しい感情も自由に表せるのも良いですよね。
👇YouTubeで予告編を見つけたので宜しければご覧ください。
映画館を後にして、同じ道のりを小学校に向かい、全員無事に帰ってきました。🙌🏻
最後にMr.リードと生徒全員が私たちボランティアにお礼を言ってくれました。
数人の子供たちは「ユキ!ありがとう!バイバイ!」と最後まで激しく手を振ってくれました。
🧏🏻♀️「こちらこそ、私の言うことも素直に聞いてくれてありがとう!」
普段見ることができない、ドイツの小学校生活を見るという貴重な体験ができましたが、朝のほんの数時間でしたがドッと疲れました〜💦
気疲れですね。笑
そして学校の先生って大変だけどステキなお仕事だなあと感じました。
日本でも学校の先生が減っているとニュースを読みました。日本では担任の先生が全て一手に引き受けて対応されるけど、ドイツのお世話係のシステムを採用したら少し担任の負担も減らないかなあ?とか、もっと父兄ボランティアが参加できないかなあ?とか考えていました。
皆さんはどう思いますか?
お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki
🧏🏻♀️宜しければインスタもご覧ください❤️ 👇
0 件のコメント:
コメントを投稿