ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
前回は我が家の引越しが決まったことを書きました。
詳しくはコチラ👇🏻をご覧下さい🧏🏻♀️
引越しはまだまだ先の予定ですが、今まで手放せずにいた物をいよいよ処分しようか考え中です。
私はもともと物に執着しないタイプなので、私個人の持物は少ないんですが、ボクちゃん(息子)の物となると、いちいちセンチメンタルになって手放せないんです🙈💦
コマッタ!
妊娠中にドイツ語コースのクラスメイトからいただいたものです。 |
義実家のKeller
先日息子の父親とこんな会話をしました。
🧏🏻♀️「きっと身軽になって引越しだ方が、引越し代も安いよね。」
👤「あの袋に入ってるおもちゃは?処分するもの?」
🧏🏻♀️「そのつもりなんだけど、私の気持ちが準備できなくて、処分できない。」
👤「それなら引越し先に持って行けばいい。僕の親も色々たくさん取ってあるでしょう。笑」
そうだ!
スイスの実家には、息子の父親が子供の頃遊んでいたオモチャや絵本がそのまんま大量に保存されているのです。
我が家だけではなく、ドイツ人やスイス人と結婚した人からよく聞くのが「義両親がなんでも取ってある!Kellerの中に!」という話。
Keller (ケラー)とは地下倉庫のことです。戸建てだけではなく、アパートにも(全戸ではないです)ケラーがあって、ふだん使わない物を置いたり、自転車を停めたり、ここでDIYの作業したり。使い方は自由です。
私のスイスの義実家にも大きなケラーがあり、帰省する度に義母がボクちゃんの月齢・年齢に合ったオモチャを取り出しては遊ばせてくれます。
底なしですw どんだけあるんでしょう!
ボクちゃんのガレージの一部。この中のいくつかはパパからのお下がりです。 |
以前は温かみのある木のおもちゃで遊ぶことが多かったボクちゃんですが、最近では父親が子供の頃作っていたLEGOの宇宙船やクルマのモデルがお気に入りです。
クルマに関しては、イギリス製、香港製のものが多いです。これらの国はもうこんなおもちゃを製造していないので、今や珍しいですよね。コレクターにとっては喉から手が出るような品物かもしれません。
🧏🏻♀️「ボクちゃん、ノンノとノンナが買って、パパが遊んで、ボクちゃんも遊んだね。次はボクちゃんの子供が遊べるように大事に遊ぼうね。」
👦🏻「わかったー!」
(※「ノンノとノンナ」はイタリア語で「おじいちゃん・おばあちゃん」という意味です。義母がスイスのイタリア語圏出身なので、我が家は「🇩🇪Opa & Oma」の代わりに使います。)
スウェーデンのBRIO社の木のオモチャ。 |
トットさんとネコのオルゴール
私の福岡の実家にも古いおもちゃが少し眠っていました。
私が子供の頃は引越しが多かったので、そのたびに「断捨離」していたはずですが、母は私が赤ちゃんの頃に着ていたスゥエードのドレスを一着いまだに保管しています。
(せっかく取っておいてくれたのに、孫が男の子で着せるチャンスを失くしてしまいました。)
そして、私が子供の頃から大切に持っていたものがこの2人。
もはや大切すぎて、「2つ」じゃなくて「2人」です。
まず、写真右側のイルカのぬいぐるみの「トットさん」。
私がボクちゃんくらいのときに行った水族館で両親が買ってくれた物です。
私にはその時の記憶が全く無いのですが、イルカをたいそう気に入って閉館時間になってもイルカの水槽から動かずに粘る私を釣るために、仕方なく両親が買ったんだそうです。
その時に私が「トットさん」と名付けたらしいのですが、名前の由来は永遠に不明です。(笑)
そして左側のネコのぬいぐるみ。これは私の父が仕事で滞在していたスイスで買ったものです。父は今でいう「公邸料理人」としてスイスのベルンにある日本大使館に勤めていました。バーゼルを旅行した時に旧市街にあるおもちゃ屋さんで見つけて購入したそうです。猫の体部分は枕になっていて、頭部分にはオルゴールが入っています。
今でも「ブラームスの子守唄」が流れますよ❤
私が小学生の頃、このオルゴールが壊れて鳴らなくなりました。大事件でした!🚨両親が「おもちゃの病院」に修理に出してくれて、数か月後に「退院」して帰宅したときのことを今でも覚えています。嬉しかった~!
私が何年も、いや何十年も!可愛がったこの子たちも、今はボクちゃんのものです。
大量のおもちゃが溢れる今の子供部屋
年明けに義母からとある育児書をプレゼントしてもらったんですが、それはそれは面白くて、一気に読破してしまいました。
今まで信じていた子育てに関する常識が、実はなんの根拠もないコマーシャル目的や、親のエゴに過ぎなかったり、目から鱗が落ちる思いでした。
こちらがその本です。
「Hunt, Gather, Parent.」 作者 Michaeleen Doucleff
Hunt, Gather, Parent: What Ancient Cultures Can Teach Us About the Lost Art of Raising Happy, Helpful Little Humans
この本の中の内容を全てここに書いてしまいたい気持ちですが(それほど私たち先進国の親たちは、まるで羊のように世間のいう事を信じすぎているから!)今はおもちゃのお話なので、おもちゃについて少しだけ。
私たちの世代も沢山のおもちゃに囲まれて育ちました。でも、産業革命の前の子どもたちはたくさんのオモチャを持っていなかったんです。どんなに裕福な家庭の子でもお人形や、棒の先に馬の顔がついた物などがほんのいくつか。あとは、手先の器用な親が木彫りの馬を作ってくれたり。そうゆうものが子供たちのおもちゃであり宝物だったのです。
産業革命はイギリスで1760年頃始まったので、人類の長ーい歴史から比べるとつい最近の出来事ですよね。
今でもアフリカや南米など、発展途上国の子どもたちはオモチャを沢山持っていません。
でもなぜかそういう環境で育っ子供たちには、先進国の子供たちに頻繁にみられる「癇癪」や「キレる」ということが見られないんですって。
不思議ですね。
息子のおもちゃを見ながら、こんなに大量のプラスチックのおもちゃが本当に必要なのか?と考えてしまいます。
でも、最近の科学の進歩はめざましいので、最新のおもちゃから子供が学ぶことも多いのかなぁとも思います。
例えば、私の母はiPhoneを怖がって触れませんが(本気で怖がるんです!笑)、ボクちゃんはApple WatchやiPhoneを物怖じしないでどんどん触ります。もちろん、まだ操作するレベルじゃないですけど、スクリーンをスライドさせたり2点で触って拡大したり、親を真似てなんとなく動かしています。
出版される国によって表紙のデザインが違うよう。我が家にあるのはコチラです。 |
知育玩具
約2年前、スイスの Stein am Rheinという街を訪れた時に、可愛らしいオモチャ屋さんを見つけました。
店内で当時話題になっていたスイス製の知育玩具「cuboro」を見つけ、義母にこのオモチャのことを話していたら、店長さんが話に加わって来られました。
店長さん曰く、cuboro はもともと小さなファミリービジネスだったのに、突然日本からの注文が殺到し始めて、何倍も稼働して製造しているそう。スイスのおもちゃ屋さんとして注文しても、届くのに半年もかかるとおっしゃっていました。
(当時、ある将棋の棋士が子どもの頃遊んでいたと紹介してから大勢の人がこぞって購入していました。)
CuboroにしてもLEGOにしても、「このオモチャで遊べば頭が良くなる」という確信はないのかなぁと私は思います。こんなオモチャを買い与える親なら、ある程度教育に関心もあるはずだし、他の要素も影響していると思うんです。
一方で、実際にcuboroやLEGOで遊んでみると、大人でも相当な時間ガッツリ集中するし、完成したときの達成感たるやものすごいですよね😂
脳内で何か良いケミカルが分泌されてるとしたら、それも納得できます。
さて、9月ですね。
今朝のハンブルクは気温が10度くらいしかなくて、お布団から出るのが辛かったです!
幼稚園の帰り道でクリスマスのスイーツが店頭に並んでいるのを見つけました。夏のバカンスの後は、即クリスマス・シーズンに突入。それがヨーロッパ。笑
それでは、今回はこの辺で。私のとりとめのない云々にお付き合いいただきありがとうございました。
素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki
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