2022年9月5日月曜日

養子縁組について学んだこと

ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️


先日、ボクちゃん(息子)がまだ赤ちゃんだった頃によく一緒にお茶していたドイツ人のママ友からのメールを久しぶりに見つけて、彼女がよく私に言っていたことを思い出しました。


👱🏻‍♀️「2人目は養子を迎えるんだ~。」

私は初めての赤ちゃんの扱いにアタフタしていたので、もう2人目のことを話しているタイミングにも、彼女のキャパにも驚きましたが、何より自分で出産するのではなく、あえて養子を迎えるという選択にも驚きました。

彼女の信じている宗教の教えでもあるらしいのですが、一人目を授かる前から決めていたことなんだそうです。


人それぞれ養子を迎えることに色々な考えがありますが、今回は数年前の私の誤った発言を諭してくれた、あるお友達カップルから学んだことを書こうと思います。

ハンブルクのStadtpark です。


「Adoption」と聞いて

私のお友達になかなか子供が授からず、最終的に養子縁組で子供を迎えたヨーロッパ某国在住のカップルがいます。

2人ともとってもスマートでユーモアのセンスがあって面白く、きちんとお仕事もされてる誰が見ても完璧なステキカップルです。もちろん一般家庭(ウチのこと🧏🏻‍♀️)よりも裕福だし、愛情豊かなこんな人たちのもとへ養子に迎えられる子供。

養子縁組の審査や事務手続きはとても時間がかかり、お2人が心からその子を迎える日を楽しみにしている様子を見て私はこんなことを言ってしまいました。

🧏🏻‍♀️「●●ちゃんのおうちに迎えられるなんて、その子は幸せだね。」

その言葉にお友達が反応したのがわかりました。

そして、彼女はこう言いました。

👩🏻‍🦰「ユキちゃん、養子縁組のシステムにいる子供たちに『幸せ』な子なんて一人もいないからね。」


私は頭を殴られたかのような衝撃を受けました。

私の考えの浅はかさに受けた衝撃です。

養子縁組って聞いて、私は「施設から新しい家庭へいく」部分しかイメージが無かったんです。

でも、子供たちがその施設にたどり着くまでにどんな経験をしたのか・・・

不幸にも親を亡くしてしまった子供もいるでしょうし、家庭が暴力に溢れていて施設に引き取られた子供もいるでしょう。

小さな子供たちが壮絶な経験をしています。


実際に私のお友達の家に迎えられた子供は、精神的なストレスの影響か時々言葉を発しなくなると言っていました。(私はその子のバックグラウンドについて何も聞いていません。)

お友達はそれまでバリバリ働いていた会社をスパッと辞め、子供のサポートに100%尽力しました。

違う国に住んでいるので実際に会うことはできませんが、その子を写真で見ると生き生きしています。彼らの愛情の大きさが、その子の笑顔でわかります。

生半可な気持ちでできることじゃないでしょうが、親子って血のつながりだけじゃないって思います。


ドイツの養子縁組

冒頭でお話したドイツ人のママ友によると、ドイツの養子縁組にも色々なルールがあるそうです。

カップルは25歳以上でないといけないし、逆に高年齢すぎるのもダメ🙅‍♀️で上限が設けられています。それは子供がちゃんと成人するまで親として養ってあげられるようにという理由と、養子との年齢差が不自然でないようにという配慮だそう。

🧏🏻‍♀️「まれにミック・ジャガーみたいなパパもいるけど、ダメなんですねー。」

そして養子の宗教をリスペクトしなくてはいけないというルールもあります。


話が逸れてしまいました。(毎度のことですね💦)

兎にも角にも、私は一人でも多くの子供が愛情に飢えることなく幸せに暮らせることを願います。


それでは、今回はこの辺で。

お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ

See you soon! Yuki


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