🇩🇪ドイツで不妊治療の病院に行ったお話👶🏻

 

ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️


今回のテーマは不妊治療です。

2人目の妊娠がなかなか叶わず、ドイツで専門のお医者様にお話を聞きに行ってきました。

正直なところ、私は高度な治療は受けていないので参考になるかわかりません。

でも海外で不妊治療の病院に行ったお話を今まであまり耳にしなかったので書くことにしました。

少しでもどなたかの背中を押す助けになれば幸いです。


👩🏼‍⚕️「2人目が欲しいなら、3年以上は待たないでね。」

これは私が41歳でボクちゃん(息子)を出産した時にかかりつけの婦人科医から言われた言葉です。
私の高齢妊娠・出産のお話はコチラから🧏🏻‍♀️

彼女のこの言葉はいつも私の頭の片隅にありました。

私はひとりっ子なので、兄弟というものに漠然と憧れがあったし、息子の父親は2人兄弟で、兄弟の素晴らしさを知っていたので、可能であれば2人目が欲しいと思っていました。

ボクちゃんが卒乳して私の生理のサイクルが戻ってから、しばらくタイミングを取っていましたがなかなか授からず。

ボクちゃんは一度で授かることができたので、ここに来て私は検索魔になりました😆
くっさーい「マカパウダー」も飲みました。
「福さん式」は全くわかりませんでした。

そのとき私は43才。
もう年齢的にムリなんでしょ〜なんて思いながらも、とりあえずプロのお話を聞きに行くことにしました。



Kinderwunschklinik=不妊治療専門の病院

ドイツで不妊治療専門の病院のことを「Kinderwunschklinik」といいます。
長い😂

ドイツ語を訳すとこのとおり↓
🇩🇪Kinder = 🇬🇧Children
🇩🇪Wunsch = 🇬🇧wish, desire
🇩🇪Klinik = 🇬🇧clinic 
「子どもを望むクリニック」❤️素敵ですよね。

それに引き換え日本語の「不妊治療」・・・
間違いではない・・・。
でもこの漢字といい、もうちょいポジティブなネーミングなかったのかなぁ… 
抱っこ紐。フットワークが軽くて私は好きでした。



カウンセリング

初めて病院を訪問した時はコロナの感染者が増えていた時期で、原則として検査や治療が必要な当事者(通常女性)だけが通院を許されていました。

でも、私たちは担当のお医者様(以下C先生と書きます)から2人の意見を聞きたいので2人揃って来るように言われました。
C先生は人懐っこくてとても話しやすい方でした。流暢な英語で、わかりやすくサクサク説明していきます。
単刀直入に私の年齢での自然妊娠の難しさや、妊娠できても流産や早産が増加すること、赤ちゃんが障害を持つ確率の高さなどなど、グラフや表を見せてくれたり、具体的な数値で教えてくださいました。

そして私たち夫婦の希望を聞かれたので、

  1. 年齢的な難しさは承知しているので、積極的な治療は望んでいない。
  2. 身体を検査してもらって、妊娠の障害となる問題があれば治療し、その後は自然に任せたい。
と、伝えました。




検査と結果

C先生とのお話が終わり、私の血液検査のための採血をして、その日は帰宅。後日息子の父親は1人で精液検査のため病院を再訪しました。

翌週、私1人で検査結果を聞きに病院へ行きました。
検査の結果、私にチョッと異常が見つかりました。
私は甲状腺ホルモンの値が正常値から離れており、お薬を処方されました。

が!一方でAMH(抗ミュラー管ホルモン)が素晴らしい!と、C先生から少し興奮気味で言われました。
AMHとは、発育過程にある卵胞から分泌される女性ホルモンで、卵巣に卵の在庫があといくつあるかを表す数字です。ちなみに私は3.0でした。
(注意: AMHは卵の残数の目安になるだけで、卵の質の良さを見るものではありません。)

そして内視鏡検査で子宮や卵巣、卵子が育っている様子を見て、C先生からタイミングを取る日の目安を教えられました。
そして最後に血液を採取します。血液中のホルモンの値を見て、先程C先生が教えたくれたタイミングを取る日からズレそうな場合は電話でお知らせしてもらえるそうです。

いわゆる専門医によるモニタリングをしながらのタイミング法を数サイクル続けました。


残念ながら、第二子を授かることは叶いませんでしたが、改めてボクちゃんが私のもとに誕生したありがたみを強く感じました。


お金の話

私の記憶が曖昧で大変申し訳ないんですが、記憶が正しければ、カウンセリング・モニタリングのいわゆる「治療費」の請求が病院から来てないんですよねー。
ドイツでは39歳までの不妊治療が保険でカバーされるので、私は対象外だと思ってました。
🧏🏻‍♀️「いくら払うんだろ〜⁇ 高かったらどうしよう…」
って少し不安だったんですが、息子の父親の精液検査、甲状腺ホルモンのお薬、ホルモンのお注射代くらいの負担で済みました。
(注意!病院や加入している保険会社によって異なるかもしれません。)

日本でも一般不妊治療は保険適用されるようですね。
自治体によってサポートの手厚さも異なるかも知れません。情報を「知っている・知らなかった」の違いで気持ち的にもスタートラインに大きな差があると思います。



あと一点。
息子の幼稚園でお話をしたドイツ人ママは別の病院に私と同じ相談(高齢で2人目不妊)に行ったのですが、彼女の担当医は年齢による妊娠の難しさを話し、それでカウンセリング終了。
彼女の希望を聞くことも検査もありませんでした。
その病院はまるで工場のラインのように患者を扱っている印象を受けたそうです。
担当医は私たちがとてもプライベートなことを話す相手だし、長く付き合うことになります。病院選びってとても大事だと思いました。


息子はこの夏に4歳になります。
生後2、3ヶ月頃まで見られた子猫のようなグレー色の瞳はもうありませんが、まだまだ赤ちゃんの頃の面影が残っています。(寝顔とか❤️きゅん)

成長の過程でどんどん変化する息子。

どの時期の息子も彼なんだけど、赤ちゃんの頃の彼にはもう二度と会えない訳で。

2人目をトライしていた時、赤ちゃんの頃のボクちゃんとの再会を心のどこかで期待していた私です。
でも今は、これからの変化で見ることのできる色んなボクちゃんを楽しみにしています。

それでは、今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki

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