ドイツの日常🇩🇪外務省に行くの巻

 

ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️)


この週末はドイツの省庁の Tag der offenen Tür (🇬🇧open day)でした。

普段は入ることができない建物内が市民に公開されています。

このイベント、息子の父親が政治関連のお仕事をしていることもありとても気になっていましたが、ただ建物の中に入られるだけではなく、色々な催しが準備されており、大人も子供も楽しめるイベントでした。


外務省訪問

土曜日に私たちがやって来たのは Auswärtiges Amt外務省です。

U-Bahn(地下鉄)Museumsinsel 駅から歩いて向かいました。

外務省の入口では大勢の警察官が警備にあたられており、大きなジャーマンシェパードの警察犬を連れた警官が建物内を巡回したりと、やや物々しい雰囲気でしたが、イベント自体はとても和やかでしたよ❤️

国旗の並ぶ階段を登り、いよいよイベント会場へ。

外務省の建物は、新館旧館の2つからなります。

私たちが入ってきたのは新館です。

新館は天井が高くて開放感があります。


そして、イベントのメイン会場である旧館へ向かいますが、

旧館の前に黒塗りのリムジンと、3台の警察バイクが❗️

もしかして、セレブも来てるの!?

と思いきや、イヤイヤ、

これもイベント向けの展示でした。

この👇🏻リムジンをご覧あれ🔥

メルセデスベンツの最高級車、マイバッハ(Maybach)✨✨

私は生で初めて見ました。

タイヤのホイールとかゴッツイし、窓ガラスも分厚いし、スゴイなぁ・・・なんて見ていましたが、お値段もスゴイ、約3,500万円〜ですって。


そして警察バイクも大きい!

こちらはBMWです。

警察官がとても親切で、英語で色々説明してくれたんですが、なんかもー、色んなハイテク機能が付いてましたよ(←ザックリ)

🧏🏻‍♀️「メカ全般苦手でチンプンカンプン💦」

皆さん、ご存知ですか?

ゲスト(国賓)の乗った車がドイツの道路を走る時に先導する警察バイクの数はゲストによって違うんですよ!

王様や大統領レベルだと15台で、それ以下だとレベルに応じて7台、5台、3代と減っていくんだそうです。

🧏🏻‍♀️「次に誰か来られたときはチェックしてみよ❗️」

では、いよいよ旧館の中に入ります。

この建物はもともとナチスドイツ時代の国立銀行(national bank)だったものです。

ベルリンが東西分裂していた時代は、東ドイツの最高幹部たちがここで働いていました。

コチラ👇🏻の会議場もその当時から変わりません。


3階のとある一角に来ました。

壁の一面に外務省の歴代秘書官の写真が飾られています。

ここで1人の若い外務省職員が息子の父親に話しかけて来られました。

この方は以前お仕事で息子の父親の発表を聞かれて、お顔を覚えてくださっていたんです!

そして外務省やこの建物にまつわる色んなお話をしてくださいました。

🧏🏻‍♀️「先程の建物の歴史もこの方から聞いたんですよ。」

この写真がたくさん飾られた壁の手前に鎮座する巨大なデスクは、東ドイツのエーリッヒ・ホーネッカー(Erich Honecker)書記長が座っていた物です。

許可を得て座らせていただきました。


ホーネッカーは、ベルリンの壁を越えようとした市民を射殺するように命じたり、中国の天安門事件にも支持を表明したりとかなりの問題人物でした・・・。

その人物が東ドイツが崩壊するまでここに座っていたのです。


先述の職員さんによると、東ドイツ時代は壁の写真は東ドイツ政権の秘書官のものだったそうです。建物が歴史的遺産なので物の配置やレイアウトを自由に変えられないという事情があり、同じ場所に現ドイツの秘書官の写真に変えてあるそう。

🧏🏻‍♀️「同じ理由でホーネッカー氏のデスクも撤去できないんですって。」


さて、続いてやって来たのは外務大臣の執務室です。

現在のドイツの外務大臣は Annalena Baerbock(アナレーナ・ベアボック)さんです。

ベアボックさんはハンブルク大学で政治学を学ばれました。

ドイツ大使館のサイトより


私たちもハンブルクに5年半住んでいたので、親近感がわきます❤️

🧏🏻‍♀️「我々のハンブルク滞在時期とは全く被りませんが。」

執務室が思っていたよりも小さくて質素で意外でした。

海外を忙しく飛び回って、執務室にいらっしゃる時間はあまりないのかもしれませんね。

デスクの上もキレイ✨

パソコンの上にPost Itとか1枚もナイよね。笑

デスクの後ろの扉を入ると、立派な会議室です。

ガラスの向こうに同時通訳の方が座られます。


そして、よくニュースで見る場所もありましたよー!

私なんかがスイマセン💦w


外務省の殉職者

ここでちょっと真面目なお話を。

私にとって外交官って華やかなイメージでした。

でもその国の代表者として海外に行くお仕事ですから、危険を伴うこともあるのです。

旧館の階段をのぼってきたところの壁一面に、沢山の名前、場所、何月が彫られていました。

先程の職員さんによりますと、この名前を彫られた方々は殉職された外交官たちです。

例えば1975年のスウェーデンで起きた西ドイツ大使館占領事件、

2017年アフガニスタンで起きた爆破テロ、 などなど。

「外務大臣がくだす一つ一つの決断が、外交官を危険にさらしかねない。」

ということを常に忘れないために、入口から階段を上がって先ず目に入るこの場所にこのモニュメントを作られたのだそうです。


🇯🇵日本〜❤️

一通り見学が終わり、また外に出てきました。

最近ドイツがアジア太平洋を重要視していることもあり、日本🇯🇵とインド🇮🇳がイベントのゲスト国として紹介されていました❤️

息子の父親はイベントで来られていた日本食のフードトラックで買ったお寿司(と、麒麟😍)をランチにいただきました。

右下は息子ボクちゃんの注文したシュペッツレ(Spätzle)。

こんなもの(←失礼!)いつでもどこでも食べられるのに・・・

お寿司を食べればいいのに・・・モヤモヤ

そして私はと言いますと・・・

日本紹介のブースで販売されていた和菓子をたくさん買い込んで、我慢できずにお昼前にいただいちゃったんです〜❤❤❤

どら焼きに、

お大福❤️ 最高〜

和菓子が止まらなくて、これに麒麟ビールも頂きました。

🇩🇪

そして、和太鼓のグループのパフォーマンスを見ました!

メンバーには日本人らしい方が見られません。皆さんドイツの方とお見受けしました。

日本の文化に興味を持って、こんなに練習されて、

なんだかとても嬉しかったです❤️

そして、大勢の方々がパフォーマンスに見入っておられました。それもとても誇らしく嬉しかったです。


Tag der offenen Tür 、もう少し続きます。

次回はこのあとに訪れた首相官邸について書きますね。

コチラ👇に続きます。

ドイツの日常🇩🇪首相官邸に行くの巻

それでは、今回はこの辺で。

お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ

See you soon! Yuki


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