2023年1月16日月曜日

ドイツの日常🇩🇪ドイツで働く外国人

ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️)


先日、こちらのイミグレーション(Ausländerbehörde 通称「外国人局」)で、滞在許可証の更新をしてきました。

東京にいた時、外国人のお友達が日本の滞在許可証の更新の度に、

👱🏻‍♂️「死ぬほど待たされたー💀」

👩🏻‍🦰「仕事の資料を持ち込んで、待ち時間に仕事するわ。」

って言っていたのを思い出しますが、ドイツの外国人局、今は予約制です。

🧏🏻‍♀️「私がハンブルクに来た2018年は予約制じゃなくて、早朝から列に並んだ記憶があります。コロナを機に改善されたんでしょうか?助かります❤️」


手続きの途中で、息子の父親が外国人局の職員に質問しました。

👤「あれ?滞在許可証の有効期限、前回は有効期間が5年だったのに、なぜ今回は3年しかないんですか?」

すると、職員の方が、逆に聞き返しました。

👱🏻‍♀️「ってゆうか、あなたスイス人なんだから永住申請したらいいじゃないの?そしたら数年おきに更新しなくて良くない?」

💡

そうだ。

スイスはEUに属していませんが、スイス人はEUの国で住んだり働くことができるんです。そして逆もしかり。

私の在留カードは息子の父親に属するスイス人扱いになっています。

と、いうことは、

🧏🏻‍♀️「ワタシハ、ドイツデハタラケル…」

ドイツ語ができない私には全く実感がないのですが、私はドイツで働くことができるんです。




ドイツの採用事情

早速、ドイツの企業で人事部長としてバリバリ働く日本人女性、私の親友「人事部長」に、実際の採用現場の様子を聞いてみました。

人事部長についてはコチラをどうぞ👇🏻

ドイツの日常🇩🇪差別疑惑を心理学で解く

人事部長は開口一番

🧑🏻「人がいねーっ!!『皆んなどこ行った〜!?』って感じよ!」

笑笑!

なんでも、以前は欠員があって求人の広告を出すと、何十人もの応募があり、その中から吟味して1人を選ぶ、というのが普通だったのに、

➡応募がなかなか集まらなくなり、

➡ヘッドハンターを使って人を探すようになり、

➡今や、企業側が多い給与を提示したり、外国人を採用したりと、さまざまな努力しないと労働者を補充できない状態なんだとか💦


🧏🏻‍♀️「でも、それは特殊な技術を持ってる人がいないってことでしょ?」

🧑🏻「以前はそうだったけど、今や技術を必要としない職種でも深刻な人手不足なのよ。」

そういえば!先日立ち寄ったカフェに「人手不足のため営業時間を短縮しました」って書かれた紙が貼られていました。

 人事部長の務める会社は雇用者組合に所属しているのですが、組合から「外国人採用の仕方」「外国人採用後の処理の仕方」諸々のメールが頻繁に届くらしく、この人手不足は人事部長の会社だけの問題じゃなく、ドイツ全域で起きているもよう。


🧑🏻「知ってる?ドイツの失業率は、今すごく低いんだよ!」

早速ネットで調べました!

これは⬇️2005年から2022年までの年毎の失業率推移です。

Source: Statista


2020年はコロナの影響か少し増えたけど、また減ってきてる!


そして、こちら⬇️はEU各国の2022年11月の失業率。ドイツは下から3番目、3%‼️

Source: Labour Force Survey, Eurostat



なので、今ドイツでは仕事をしたい人にとって引くて数多なんですって!🔥

🧑🏻「だから、外国人を採用する企業がすごく増えてる。以前は、ドイツ語が完璧じゃなきゃ雇わない!って言ってた企業も態度を柔軟に変えてきてるよ。」

ドイツ語がまだ十分ではない外国人労働者には、語学サポートをする企業まであるそうです。


ふーん、そうなのか。

ドイツに住みたい人、海外志向の強い人、海外移住を目指している人には耳よりな情報ですね。

🧑🏻「ユキちゃん!ドイツ語をB1まで頑張ってみなよ。今なら選択肢がグッと広がるよ。チャンスだよ!」

🧏🏻‍♀️「え!私!?」

ドイツもドイツ語も好きじゃないし、そもそも我が家はいつまでドイツに住むのかわからないから・・・と、逃げてきたドイツ語。

私はドイツで働くなんて絶対に不可能だと思っていました。

でも、そんなにチャンスなら、やってみようかしら?

人事部長は心理学を学んだだけあって、さすがに人(私)の心の操り方がウマイ!w

とりあえず、ドイツ語B1取得を目標に、再度(何度目?)頑張ってみることにしました。

🧏🏻‍♀️「とはいえ、ドイツにずっと住むのは嫌です。でも勉強して損はないかな、と私の中でドイツ語に対する抵抗感が少し柔らいだというか・・・。仕事してお金欲しいし。w」


実は、息子の父親から常日頃、

👤「ドイツ語勉強しろー。」「早く働けー。」

と言われており、精神的にプレッシャーで辛かったんですよ。

しかし、伝え方でこんなにも違うんですね。笑




外国人労働者の問題

別のママ友からはこんな話を聞きました。

彼女の勤める会社でも外国人を積極的に採用しており、オフィスの公用語はドイツ語と英語だそうです。

問題は彼女のチームに配属された二人の男性。

彼らは同じ宗教ですが、敵対する宗派らしいのです。職場の人間関係やら雰囲気を考えると「あえてこの2人を同じチームにしなくても・・・!」と思ったそうです。

でも会社の意見は「ドイツに住んで働きたいのなら、故郷の宗教的な問題を職場に持ち込むべきじゃない」というもの。

たーしーかーにー💦

ごもっともな意見ですが、それが過去の戦争ならまだしも、ママ友の職場の男性においては家族に犠牲者が出ているらしく、人としてそう簡単に割り切るのは難しいですよね。

外国人労働者が増えると、こんな問題も起きるんだなあと感じました。


日本も同じ

私は東京に住んでいた時、某監査法人の人事アシスタントとして働いていました。

思い起こせば、当時もすでに「日本だけではなく、海外からもスキルのある若者を採用しようぜ!」という風潮はありました。


そして、昨年の夏に3年ぶりの一時帰国をして気づいたのは「日本の高齢化が一層進んでる!」ということでした。

🧏🏻‍♀️「私の実家は福岡の超田舎なので一層際立って感じたのかもしれまでんが・・・」

福岡市内で数日宿泊したホテルの清掃係は皆さん外国人でした。

コンビニでも外国人の店員さんをよく見かけました。私が日本に住んでいた時に比べてすごく外国人労働者が増えたと感じました。

🧏🏻‍♀️「ホテルの清掃係の女性と少しお喋りしたんですがネパールご出身とのこと。日本語がとっても流暢でした。」

ドイツの人手不足の原因はわかりませんが、日本の原因はおそらく少子高齢化ですよね。

日本はこのままだと、もっと積極的に外国人を受け入れないと、経済がまわらなくなっちゃうのなぁ・・・なんて考えていました。


それでは、今回はこの辺で。

お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ

See you soon! Yuki


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