2023年3月8日水曜日

ドイツの日常🇩🇪チョコレートマン

ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️)


お年寄りが子供好きなのは世界共通❤

我が家の住むアパートにも、子供が大好きなお爺ちゃんが奥様と二人で暮らしています。

ご自身のお孫さんもたくさんいらっしゃるようですが、遠い所に住んでいるらしく、普段は我が家の息子ボクちゃんだけではなく、アパート全体の子供を可愛がってくれています。


チョコレートマン

このお爺ちゃんはいつもベランダでお花や植木のお世話をして過ごしています。

そして子供がベランダの前を通り過ぎると、きまって話しかけてきて最後にチョコレートをベランダから投げてくれるんです。

ドイツ語のできない私とちゃんと話すために、わざわざ外まで出てこられることもあります。

🧏🏻‍♀️「私は毎回ヘンな汗かいてお話します。ほとんど理解できませんが・・・」

毎回チョコレートがもらえるので、ボクちゃんはこのお爺ちゃんのことを「チョコレートマン」と呼ぶようになりました。

恥ずかしがり屋のボクちゃんですが、次第にお爺ちゃんに心を開いて、ちゃんとご挨拶をするようになりました。


ところが、ある時期を境にお爺ちゃんがベランダから姿を消したんです。

通りで会っても、元気がなくて、チョコレートをくれなくなりました。

👦🏻「ママ、チョコレートマンはどうしたんだろう?」

心配するボクちゃん。

私もお爺ちゃんが心配でした。

近所の人によると、ある親がお爺ちゃんに「子供に甘いものを与えるな!🔥」とすごい剣幕で怒ったんだそうな。

🧏🏻‍♀️「ああ、ドイツ人ってキッツい物言いの人が多いから、ショックを受けたんだろうなぁ・・・」

確かに、アレルギーのある子にナッツ入りのチョコレートをあげたりしたら危険だけど、近所の子供たちはいつもお爺ちゃんから話しかけられて、お喋りして、最後にチョコレートをもらう日課を楽しみにしていたので残念な気持ちになりました。


スイーツの制限

子供が甘いものを食べ過ぎないように制限している親御さんも多いかと思います。

我が家ではボクちゃんの1歳の誕生日ケーキが彼の初めてのスイーツだったように記憶しています。それまではスイーツは果物しかあげていませんでした。

大きなバースデーケーキをスイスの義母が注文してくれたんですが、初めて息子に与える「砂糖」「チョコレート」に、私の方が緊張したのを覚えています。

🧏🏻‍♀️「ちなみに、その時ボクちゃんは一口しか食べてくれませんでした。」

ボクちゃん1歳のバースデーケーキ。ほとんど大人が頂きました。


今ボクちゃんが通っている幼稚園には「Zuckerfrei(シュガーフリー)ポリシー」があり、食事やデザートにお砂糖を使用していません。

幼稚園で時々開催されるパーティーに食べ物を持参するときも、幼稚園を卒園する子がお別れのお菓子のプレゼントを持ってくるときも、同様にシュガーフリー厳守です。


そして家ではというと・・・、

かなりアマいかもしれません。

私自身が甘いものが好きなので・・・(反省)

あまり頻繁に与えないように気をつけていますが、正直なところ決して厳しく制限していません。

ただ、ボクちゃんはあまり甘いものをたくさん食べる子じゃないので、ある程度で飽きるのか途中で残しがちです。


スイーツの厳しい制限

私がボクちゃんに甘いものを与えることを肯定したい訳じゃないけれど、こんなことがありました。

我が家のお知り合い家族は、そのお宅の女の子が3歳になるまで一切のスイーツを厳しく禁じていました。周りのお友達が食べていても、この子は「絶対にダメ」。🙅‍♂️❌

このご家族の言い分は、

👨🏼‍🦱「砂糖の甘さを知らなければ、欲しがることもないはず。そもそも糖質は他の食べ物から補うことができるのだから、与える必要もない。」

わー。ごもっとも!🙏🏻

でも、その女の子が3歳になり、めでたくスイーツを解禁したところ、甘いものにとり憑かれたようでした。まず食べ方がとてもきたなくて節度を守れないというか、そもそも節度を知らないというか。

👨🏼‍🦱「もう十分食べたでしょう!ストップ!」

父親が必死に止めようとすると、女の子は大激怒!🔥

毎度こうなります。🔥🔥🔥


そして、私自身が子供の時にも(大昔です)、同じように親からお菓子を一切買ってもらえない女の子がいました。私の家で遊んでおやつにお菓子を出すと、飛びついてガツガツと食べはじめたので、幼い私はとても驚きました。

なんでも、お砂糖にはお酒や薬物並みの中毒性・依存性があるのだとか!

🧏🏻‍♀️「お砂糖って、怖い!私もすでに依存してるかも!」

※もちろん、お砂糖を子供に与えるべきだとは言っていませんし、きちんと節制できる子もいるはずです。


WHO says

ちょっとお砂糖が怖くなったので、調べてみました。

2015年発表のWHOのこの記事によると、大人も子供も1日の砂糖摂取量は1日の摂取カロリーの10%以下に抑えるべきだそうです。

🧏🏻‍♀️「でも、これだとチョットわかりにくいなぁ・・・どれどれ、続きを読もうか。」

1日の砂糖摂取量を1日の摂取カロリーの5%以下に抑えるとなお良し、すなわち25グラム以下(ティースプーン6杯程度)だそう。

結構少ないんですね!

子供の摂取カロリーはもっと少ないですから、お砂糖ももっと少なくしなくてはいけない。

改めて、ボクちゃんの健康のためにも甘いものを控えようと思いました。

🧏🏻‍♀️「オマエもな!ってツッコまれそう。w」

WHO


さて、チョコレートマンことご近所のお爺ちゃんですが、本当に本当に子供が大好きで、近所の子供のために鳥の巣箱を作って、その巣箱に子供の名前を書いて、木の上に設置してくれたりしてくれていたんですよ❤

ベランダから姿を消して以来、お目にかかることもめっきり減りました。

先日リサイクルのゴミを持って行かれる姿を拝見しましたが、杖をついて歩いておられました。

以前は私たちを見かけると、急いで階段を降りてきて話始めるくらい元気だったんですけどね。

子供と接するのがエネルギー源だったのかもしれません。

チョコレートはくれなくていいので、元気になってまた話しかけてきて欲しいです。


それでは、今回はこの辺で。

お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ

See you soon! Yuki


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