ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
ハンブルクの街を歩いていると、家やアパートの前の歩道上でよく見かけるものがあります。
10センチ四方の真鍮に文字が彫られています。
ここには Röschen Rosenbaum が住んでいました。
旧姓 Falkenthal
1873年に誕生。
1939年 オランダへ逃亡するもWesterborkで抑留されました。
1943年 強制送還され、
1943年5月28日に殺害されました。
(SOB|BORは収容所の名前でしょうか。不明です🙏🏻)
Photo by Aya I. |
つまずきの石 Stolpersteine
ドイツのナチスによって殺害されたユダヤ人たち(※)が最後に住んでいたとされる家の前に設置されています。
(※ユダヤ人の他にもナチスドイツに迫害されたゲイ、ロマ、身体・精神障害者、他の政党員なども含まれます。)
1つの石には1人の名前と、その人物についてわかり得る情報が彫られています。
4つ同じ苗字の石が並んでいると、4人家族だったのかなぁ・・・
(あるいは、家族のうちの4「つまずきの石」人が犠牲になったのか・・・)
なかには行方のわからない方や、逃亡までの記載で終わっている石も。
ちゃんと生き延びることができるのかしら・・・
情報が10センチ四方分しかないので、この方がその後どうなったのかと想いを馳せずにはいられません。
街角で立ち止まって石を見下ろし、書かれた文字を読んでいる人をよく見かけます。
実際に「つまずく」ことはないけれど、足を止めて読んで、考えてしまうです。
今やこの石はドイツのみならず、ヨーロッパ26カ国に設置され、その数90,000個もあるそうですよ。
🧏🏻♀️”Stolpersteine”の公式サイトはコチラです。
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