2022年10月16日日曜日

子供と一緒❤️スイスの歩き方🇨🇭ルツェルン&ピラトゥス山

ハロー!ドイツ・ハンブルク在住のユキです。

(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻‍♀️


今回は少し前に行ったルツェルン(Luzern)ピラトゥス山(Mt. Pilatus)の旅の記録です。

上の写真のようにルツェルンからピラトゥス山を回るルートを「Golden Round Trip」とか「ゴールデン周遊」と呼ぶらしいです。

ゴールデンて…・・・ちょっと自分でハードル上げてないか?(と、私は正直思った🧏🏻‍♀️)

でも、実際に行ってみると、とても美しいスイスらしい風景や街並みを楽しめました。

名前負けしてない、ゴールデンな旅になったので皆さんにオススメします!


ルツェルンからフェリーで湖クルーズ

電車でルツェルン駅に到着すると、駅の向かいにあるフェリー乗り場へ向かいました。
ここでアルプナハシュタット(Alpnachstad)行きのフェリーに乗ります。

スイスはどこに行っても水が綺麗❤️

ゴールデンってココにも書いてある。この時はまだ懐疑的でした。


フェリーの中はコチラ👇の写真のようにバリアフリーで、バギーや車椅子でも移動できるようになっています。

👶🏻フェリーの中のトイレには赤ちゃんのオムツ替えテーブルも有りました!

フェリーから見えるルツェルンの街並みはとても綺麗です。

1時間ほどのフェリーの旅です。

湖畔の景色の美しいこと😍 
ピラトゥス山に近づくに連れて、改めてその山の大きさを実感しました。


最大勾配480%!ピラトゥス鉄道

フェリーから降りると、すぐにピラトゥス山頂へ向かう登山鉄道の駅があります。

ピラトゥス山にはドラゴンが住むという伝説があり、至る所にドラゴンの絵があります。

ピラトゥス鉄道は、世界一急勾配な登山鉄道なのです。

最大勾配480%!これは1メートル前に進むと48cm登ることです。

参考までに、あの箱根登山鉄道の最大勾配は80%ですから、どんだけ〜!(もう言わない?😂)でしょ?

古いレトロ調の車内がいい味出してます❤️
(※現在は新型車両に変わってしまったようです。)

勾配ありすぎて、電車の車体が階段状になっていますが、乗り心地は良かったです。

👶🏻ここも子連れに親切でした❤️車両の一番前と後ろに運転席があるのですが、使用していない方に鉄道スタッフがバギーを折り畳んで乗せてくださいました。上の写真では車椅子の方も乗車されていますね。

そして車窓からの景色がイイ!牧歌的!🇨🇭

どんどん登っていきます。

 牛飼いの様子が見られました。


下の方には別の列車が登っているのが見えます。
赤い車体が緑に映えます。


体力に自信のある方は、登山鉄道に乗らず徒歩で登山もできます。


いよいよ山頂が見えて来ました!


※ピラトゥス鉄道は冬の間は運行していませんので、お出掛けの時期にご注意下さいね。


ピラトゥス山頂にて

ピラトゥス山の最も高い山頂であるトムリスホルン (Tomlishorn) です!標高2132メートル!
スイスって3000メートル、4000メートル級の山がゴロゴロあって感覚がおかしくなりますが、2132メートルはかなりの標高です。
訪れたのは8月の真夏でしたが、下の写真のボクちゃん(息子)のようなウインドブレーカーやジャケット必須の寒さでした。


1890年に建てられた歴史あるホテル・ピラトゥス・クルムです。

1890年って日本は明治時代ですよ!伊藤博文がブイブイいわせてた頃です。


遠くの山には氷河も見えます。

せっかくなので乾杯しました。
私はロゼを。息子の父親はシュナップス(Schnaps)という強いお酒入りのコーヒーです。

シュナップスはドイツでも飲まれるアルコールの強い蒸留酒です。
私はセントバーナードの樽の中にはこのお酒が入っていると思ってましたが、実際に樽の中に入っているのは糖分の高いラム酒やブランデーだそうです。

👶🏻ホテル地下の多目的トイレはオムツ替えテーブル完備でした👍🏻



小さなチャペルが建っています。


イギリスのビクトリア女王もピラトゥス山に登られたそうです。同じ景色を私も見られました❤️


ロープウェイで下界へ

山頂からはドラゴンライドという大きなケーブルカーと小さなロープウェイを乗り継いで降りるんですが、このロープウェイは4人乗りでカナリ狭いです!
息子の折り畳むと細長くなる軽量のバギーをワチャワチャしながら押し込んで乗り込みました。

ロープウェイを降りて、バスでルツェルン市街へ戻りました。


ルツェルン街歩き

ルツェルン(Lucerne)は私が訪れたスイスの街の中で、最も美しい街のひとつです。


石畳の通りもステキです。

古い建物とそこに描かれた壁画に目を奪われます。


ルツェルン湖から澄んだ碧い水が勢いよく流れるロイス川です。


ロイス川に架かる有名なカぺル橋(Kapellbrücke)です。

1333年に建てられたヨーロッパで最も古い木造の橋で、1993年に火災でほとんど焼けてしまいました。

今は再建され、焼け残ったオリジナルの部分は焦げたまま残されています。

焦げた部分は痛々しい!

そして有名な瀕死のライオン像(Löwendenkmal)です。

今年も5月6日にバチカン市国でスイス衛兵の宣誓式が行われましたが、1527年の「ローマ劫掠」の際、当時の法王クレメンス7世を守るため殉職したスイス衛兵を祀った像です。

見ていてとても悲しくなる像でした。
私はこの傭兵のお話を聞いて胸が苦しくなりました。若い息子を亡くした母親の気持ちはどんなものか・・・

(🇨🇭スイスでは現在バチカン衛兵以外一切の傭兵が禁止されています。)


💡旅のヒント💡

  • ピラトゥス山頂は夏でも肌寒いので、上着のご用意をお忘れなく。
  • ピラトゥス鉄道は5月〜10月しか運行していません。

今回の旅では、ルツェルンの街歩きはかなり駆け足で済ませてしまいました。
この辺りには、乗り物好きな子供(オトナも!)が楽しめそうなスイス交通博物館(Swiss Transport Museum)Musegg wallなど、訪れたい場所があるのでまた絶対に来ます!

今回もお付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki

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