ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。
(初めましての方へ。自己紹介はコチラです🧏🏻♀️)
今年の9月にベルリンのバイリンガルの小学校に通い始めた息子のボクちゃんの学校生活について綴るシリーズです。
学校が始まってまだ1ヶ月半しか経ってない10月半ば、約2週間の秋休みがあり、近所に住む幼稚園からのお友達ジョー(仮名)が我が家に遊びに来てくれました。
ジョーはコチラ👇にも登場しました❤
ジョーはボクちゃんとは別の小学校、私たちの地元の公立小学校に通っています。
このブログで前回、ボクちゃんの小学校では9月に「🇩🇪Iイー(🇬🇧アイ)」しか習わなくて大丈夫なのか!?😨と思ったお話を書きました。
別の小学校の状況が気になったので、ジョーにも聞いてみました。
🧏🏻♀️「ジョー、小学校は楽しい?」
👦🏼「Ja!(うん!)」
🧏🏻♀️「アルファベットを習った?」
👦🏼「Ja!(うん!)」
🧏🏻♀️「何の文字を習ったの?」
👦🏼「うーんと・・・、イー(🇩🇪「i」)。」
🧏🏻♀️(やっぱり・・・😂)
ジョーの学校でもアルファベットを超スローペースで習っていました。
そんなボクちゃんの学校では、10月になって「Mm」と「Aa」の2文字を習ったそうです。ゆーっくりペースだけど、これがドイツの小学校では普通なんですね。
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「Mm」と「Aa」を習ったから「ママ」って書けます! |
小学校入学に際して、日本語補習校もあるのに大丈夫かなぁ?忙しすぎないかなぁ?と不安でしたが、そんなわけで今のところキャパ大丈夫そ🙆♀️です。笑
※プライベートの学校では早期にもっと沢山の文字を教えて2年生になる前に簡単なお話を読めるようにさせる学校もあるようです。
三者面談
前置きが長くなりましたが、今回のお題は「三者面談」です。
秋休みが終わって学校が再開すると、担任のMr.リード(仮名)からメールが届きました。
Dear Parents,
皆さんが秋休みを楽しんだことと思います。●日に予定している三者面談についてのご連絡です。
まず、生徒一人につき15分しか時間がありませんから、決して遅れないように来てください。
生徒は各自「self evaluation form(自己評価フォーム)」を記入しました。※① このフォームに基づいて生徒の意見を聞いていきます。
基本的に今回の面談は生徒が自分の口で学校生活について我々(教師と家族)に話す場です。※② ですから、もし生徒の発達や学習、行動についての懸念がある場合は生徒抜きで別途ミーティングのアポイントをとってください。
Kind regards,
Mr.リード
もっと丁寧な長い文面でしたが、ざっくりまとめるとこんな内容のメールでした。
私の子供の頃の三者面談って、先生と母がお喋りしてて、私はそれを聞いていたような・・・とにかく私の経験した三者面談とは全く違うものだと予想できました。
①self evaluation form
面談当日、この日は面談だけが実施され通常の授業はありません。お休みです。
我が家の面談時間は午後早めだったので、朝はゆっくり起きて、それからボクちゃんの欲しがっていた本を買いに町の中心部へお買い物に行きました。
そして面談時間の少し前に学校に到着しました。
息子の父親も気になるようで、職場から駆けつけました。
そして面談の時間になったのでボクちゃんのクラスルームへ行くと、Mr.リードが迎え入れてくれました。
息子の学校の教室は、日本の小学校と違って生徒1人に1つ机がありません。1つの大きめのテーブルに4人くらいの生徒が座ります。そんなテーブルの一つに私たちは着席しました。
Mr.リードがボクちゃんの書いた「self evaluation form」を取り出して、テーブルの上に置きました。フォームにはいくつかの項目があり、それぞれ星5つで評価しています。
項目の内容は「手を挙げて指名されてから発言する」「校内は走らない」「友達に親切に」「個人のスペースを尊重する」「整理整頓」「話している人の方を見る」すべて学校生活のルールでした。
(コチラ👇はボクちゃんが学校で習った「学校生活のルール」の歌。ラップ調です。笑)
そしてフォームには「好きな教科」「これから頑張る教科」も書かれていました。
Mr.リードは英語で普通に話されます。
🧔🏼♂️「早速始めよう。ボクちゃん、このフォームにどんなことが書かれているか、パパとママに話してくれる?」
👦🏻「・・・」
🧔🏼♂️「ボクちゃん?どうしたの?」
ボクちゃんは私の顔をじっと見つめて、心配そうな顔をしていました。
そこで私はあることに気づき、発言しました。
🧏🏻♀️「Mr.リード、息子は何語で話したらいいか戸惑っているんです。私と彼は日本語でしか話さなくて私はドイツ語が苦手で、父親とはスイスドイツ語で話すけどそれじゃMr.リードが理解できなくなっちゃいます。ボクちゃん、ドイツ語で話していいよ。」
🧔🏼♂️「あー!ナルホド!そうゆうことなら、やり方を変えよう!」
②生徒が自分の口で話す
🧔🏼♂️「ボクちゃん、最初の項目にはなにが書かれているかな?」
👦🏻「手を挙げて、氏名されてから発言する。」
🧔🏼♂️「星が4つだね。なんで満点の5じゃないの?」
👦🏻「うーん、わかんない。でももっとできるはずだから。」
🧔🏼♂️「僕は5でも良いと思うけど、そうか。じゃあ次は?」
👦🏻「校内は走らない。」
🧔🏼♂️「これは星が2つ、ってことは・・・?」
👦🏻「ボク、走っちゃうの・・・(笑)」
・・・
こんな感じで2人の会話が続き、親は黙って聞きました。
「self evaluation form」の説明が終わると、Mr.リードはボクちゃんにクラスルームの外の廊下で少しだけ待つように言い、ボクちゃんは出て行きました。
ここでようやく親が発言できます。
🧔🏼♂️「ボクちゃんは授業に積極的でよく発言もしてるし、問題なさそうですが、もしご家庭で学校について不安なことや不満とか言っているようでしたら仰ってください。」
🧏🏻♀️「全くないです。毎日楽しんで学校に行ってますから。」
🧔🏼♂️「ああ!それは良かった。」
🧏🏻♀️「ただ強いて言えば、算数の時間に回答したくていつも挙手をするけど、なかなか指名されないって腹を立ててました。 クラスに20人以上生徒がいるんだから、あてられる確率は低いって話したら納得したような、していないような・・・。笑」
🧔🏼♂️「ハハハ!でも聞けて良かった。算数の担当にシェアしておきます。」
🧏🏻♀️「ありがとうございます。」
息子の父親も自分の思う事を少しMr.リードにお話しして15分の面談は終了しました。
私は三者面談で子供がこんなに発言させられることにチョット驚きました。
🧏🏻♀️「そして、ボクちゃんがこんなに英語を話せるなんて知りませんでした!ビックリ!」
そういえば、ドイツの学校では「積極性」や「自主性」や「自己主張」がとても重視されると日本人先輩ママから聞いたことがあります。
紙のテストでどんなに良い点数をとったところで、授業中の発言が少ないと成績表で良い成績はもらえないらしく、先生が授業中に質問したときは答えがわからなくても、なんなら質問の意味がわかってなくてもとりあえず手を挙げることが成績アップの近道だとか。
冗談のようですが、あながちそうでもないみたいですよ。
🧏🏻♀️「もしーかして先生に当てられたら適当に答えるんでしょうかね?ドイツの小学生って、心臓に毛が生えてそう。笑」
次回へつづく・・・
それでは、今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。素敵な1日を❤️ ユキ
See you soon! Yuki
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